...彼はヨロヨロとなり椅子(いす)につきあたると...
海野十三 「空襲警報」
...雪子夫人がヨロヨロと立ち現れた...
海野十三 「振動魔」
...ヨロヨロとなったところを帆村はすかさず...
海野十三 「蠅男」
...ヨロヨロと立ちあがってはみたものの...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ヨロヨロとよろめきましたが...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ヨロヨロと帰るのが精一杯だ――と友人に書いていたが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ヨロヨロと後ろへ下って...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...後ろへヨロヨロと二三歩退(ひ)いたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ヨロヨロと立った小田巻直次郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ヨロヨロと立ち上がった百松の両腕(もろうで)の中へその身体を投げかけたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ヨロヨロとよろめいた...
久生十蘭 「地底獣国」
...男は涙をぽろりと一つひざにこぼしてうるんだ目に女を見あげて二三歩ヨロヨロと女に近づいたまんま一言も云わず何のそぶりもなくって再びこの店には姿を見せない様に出て行った...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...はてしなく、私の目まいは、更にはげしくなる私は立っていられない!(残っている方のオダリスクをも取り去り、ヨロヨロと、酔ったあげくのジルバのようなステップで、ステージの一番前へ乗り出して来る)なんでもよいから、早くやってしまえ! 早くやってしまえ!お母さんの短剣がうずいているんだ!ホントに私の頭が狂ったかと思ったのはそれから間もなくだった川岸のアパートにお前をつけて行って、天井に入ってのぞくとその晩は女が気が向かないか、金が少いか、もしかするとホントにメンスだったかお前が犬のように哀願しても、身体を開こうとはしないのでお前は遂にメソメソ泣き出して果ては横づらを突きこくられている時に女の所に通って来る、ほかの二三人の中の一人でゴロツキのような闇屋の男が入って来たお前はたちまちペコペコとおじぎをして脱いであったズボンを拾って着るとコソコソと部屋を出て帰った...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...音は聞えないらしい)花岡 よしッ! よしッ! 頼むよ! 早くしてくれ! 早くしてくれよッ! (ヨロヨロと飛び跳ねながら...
三好十郎 「胎内」
...(ヨロヨロしながら食卓のそばの椅子にかける)はは...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その拍子にお光自身もヨロヨロとして傍の壁にドシンとぶつかって倒れそうになるが...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...と旅侍二人の中の一人が突然刀を杖にヨロヨロと立ち上り...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...憲作と美人はヨロヨロする徳市を捕まえて腰を掛けさせた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
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