...ヤモリじゃあるまいし」彼は答えた...
梅崎春生 「記憶」
...まるでヤモリのように...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...まるで黒いヤモリのように...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...ヤモリのようにペッタリくっついて...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...たかい塔の屋根を金色(こんじき)のヤモリのように...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...それまでは壁にヤモリみたいにへばりついていたのに急に...
高見順 「いやな感じ」
...一緒に路を歩いてゐてヤモリだのトカゲだのを見ると...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...押し強くも帝釈宮の門まで往ったが堅く闔(と)ざされてヤモリが一疋番しおり...
南方熊楠 「十二支考」
...あるいは脅してとうとうヤモリから秘を聞き...
南方熊楠 「十二支考」
...ヤモリはいつもさような苦しみを受くる事となった...
南方熊楠 「十二支考」
...件(くだん)のヤモリはその鳴き声に因ってインドでトケー...
南方熊楠 「十二支考」
...件(くだん)の『回教伝説』にヤモリ帝釈宮門を守るというに符合する...
南方熊楠 「十二支考」
...右の歌どもはヤモリと井守を取り違えおれど...
南方熊楠 「十二支考」
...ヤモリなどに近いからの事で...
南方熊楠 「十二支考」
...ヤモリ色をしているその顔が私をチラリとニッコリと笑った...
夢野久作 「冥土行進曲」
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