...――之がこの方法の弁証法のモメントに相当する...
戸坂潤 「科学論」
...そして博士はこの相矛盾した二つのモメントを統一するものを...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...主観的モメントから客観的モメントへ出て行けないのは当然なことなのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...「技術そのもの」の問題を取り扱っている今の段階ではこのモメントは捨象しよう)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...又機械的に絶縁された二群のモメントに区別されるのでもない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新聞が持つべきである一般性のこの二つのモメント...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ただ夫をその物質的なモメントから出発して説明しなければ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...他方ではこれに反作用してアカデミズムのモメントとしては純文学者――それは結局有名無名の同人作家となるが――に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...重要なモメントとして...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...文学運動をより発展させるために有益なモメントがいくつか発見されるという意味からも...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第九巻)」
...些細な個人的モメントによって展開されてゆく人格形成――自我の確立と拡大...
宮本百合子 「生きつつある自意識」
...帝国主義戦争によって生じるあらゆる矛盾のモメントを内国的にはプロレタリア解放のために有利に強力に転化せしめることであり...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...この作者が人間の心持に潔癖と云われている定石的モメントもあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...勉学を全く自分の鍛練というか自省のモメントとして大いに考え考えやって居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...非常に重大な各モメントにあらわれている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人間をつまらなくしてしまうモメントというものは何と毎日に溢れているでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...サラリと気持をもちかえることが全く自然に可能になったのも何かそういう内奥のモメントが作用していると明瞭に感じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...抒情詩信条(1)詩より詩作の瞬間(モメント)を愛す...
室生犀星 「抒情小曲集」
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