...まだその凡ゆるモメントが客観的に展開し尽されては居ない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...その内容の正当ならぬモメントが排除されて正当なモメントだけが残ってゆくように行われると云うのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それの――形式的モメントとしての――論理乃至(唯物)弁証法としてのモメントを...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...モメントなのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...他方ではこれに反作用してアカデミズムのモメントとしては純文学者――それは結局有名無名の同人作家となるが――に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...併し今問題になっているのはエポスというジャンルのことであって単に内容上のモメントのことではないからだ...
戸坂潤 「読書法」
...処でロックはこの内でも又特にその文化的なモメントをば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...主人公ジャックの人間形成のモメントを以前の人々のようにただその人にとっては深い意味をもつ日々の身辺的小事件の累積にだけ見なかった...
宮本百合子 「生きつつある自意識」
...われわれの当面する矛盾こそ発展の最大のモメントとして現れていることを理解するのである...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...生み出させるようなモメントを提出してゆくことであると思う...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...こういう風なモメントを経て...
宮本百合子 「刻々」
...自己肯定をひっぱり出すモメントに満ち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...客観的な評価や省察のモメントが与えられたという関係を...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主人公の心持の転換のモメントが何だかあいまいです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ケーテなんか女でなければつかまない子供や女の生活のモメントをとらえて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...作家の成長のモメントがそこにひそめられている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...および今後におけるその可能性や不可能性の考察へのモメントや材料を提供している事がらだと思いますが...
三好十郎 「恐怖の季節」
...抒情詩信条(1)詩より詩作の瞬間(モメント)を愛す...
室生犀星 「抒情小曲集」
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