...ただメソメソ泣きながら唯々諾々と二人の言いつけに従うのでした...
太宰治 「人間失格」
...」お庄はメソメソしながら...
徳田秋声 「足迹」
...女房が死んでメソメソするようなお人柄じゃねえよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...メソメソ、グズグズ、ブツブツ、ウジウジしているのが女らしい女としたのであろう...
長谷川時雨 「西川小りん」
...こんなメソメソしたことしか言えないのかと思うと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...義姉さんも義姉さん、それが当りまえみたいに、ただ、メソメソ泣いて、あやまっとるのだもん...
火野葦平 「花と龍」
...メソメソしてやがって! のしちゃえ...
宮本百合子 「刻々」
...いゝ加減そんなメソメソした事は聞き飽きてよ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...人間どこまでメソメソした気持になるかわからん...
三好十郎 「樹氷」
...もうおとついか昨日からさんざんナニしてるんだけど――(メソメソ泣きはじめる)金吾 泣かねえでもいい...
三好十郎 「樹氷」
...メソメソしたような氣持で好きになつたりは...
三好十郎 「肌の匂い」
...メソメソと泣出した少年も居た...
夢野久作 「近世快人伝」
...メソメソと嬉泣(うれしな)きをし始めたが...
夢野久作 「斜坑」
...今度は品夫の奴がメソメソ泣き出して...
夢野久作 「復讐」
...そばにメソメソと泣いている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おめえがそうメソメソ泣いてばかりいると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何をメソメソ泣くことがあるんだ」「嫌です……」お千絵は泣きふしながら頭(かぶり)をふった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何をメソメソしているのだえ」夕化粧をしながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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