...玉太郎は両手を口の前でかこって、メガホンにし、ポチを呼ぼうとした...
海野十三 「恐竜島」
...けがをしているか」ケンは手をメガホンのようにして...
海野十三 「恐竜島」
...天幕の前にメガホンをもって並んでいる少年が二十人...
海野十三 「空襲警報」
...メガホンを口にあて大声で知らせて歩いた...
海野十三 「空襲警報」
...三人がメガホンを使って...
海野十三 「一坪館」
...メガホンで「越野たけさん...
太宰治 「津軽」
...今の今まで艦長がメガホンを執っていた司令塔も前部砲塔も濛々たる白煙に包まれて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その代わりにメガホンが手に触れた...
永井隆 「長崎の鐘」
...白い運動着の先生はメガホンを眼にあてたりしてゐた...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...真鍮(しんちゅう)のメガホンに口をあて...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...両手でメガホンを作って...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...遠くで働いてゐる患者達に報せるためにメガホンでどなるのである...
北條民雄 「癩院記録」
...掌をメガホンにして呼ばつたりした...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...訊ねる隙もなかつた手製らしいメガホンを取りあげると...
牧野信一 「鱗雲」
...小さなメガホンと...
牧野信一 「蔭ひなた」
...そんな時には僕は面白くて思わずメガホンを執って荒武者たちに声援を浴せたりするのであるが...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...今宵はひとつ遊廓へ繰り込まうではないか? といふ類ひの相談をしてゐるのでも蔭で聞いてゐてさへメガホンを執つて呼ばれてゐる声の如く空太く響き渡り...
牧野信一 「円卓子での話」
...メガホンから「訓練警戒警報発令! 訓練警戒警報発令!」と叫ぶ男の声がひびいて...
三好十郎 「樹氷」
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