...「山は時としてはその傍観者に自らのムードを圧(お)しつけることがあると同時に...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...サブジャンクティヴ・ムードの応用法ぐらいは...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...われわれが格別の具体的事由なしに憂鬱になったり快活になったりする心情(ムード)の変化はある特殊の内分泌ホルモンの分泌量に支配されるものではないかと思われる...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...とにかく三人のムードが...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...彼はムードンへ出かけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ムードンにはドン...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...要するに貴方の小説に有り余る程出てくるのは一種独特のムードでしょう...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...其ムードを作り上げるために...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...多少の生命を(しょうきょう)しがたきムードに与うれば大成功と心得ている...
夏目漱石 「草枕」
...(性格の描写に関連して研究の価あるのはムードの観察であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...藝術のもつムード以外の生活的悲鳴が...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...原詩それ自体の詩的ムードなのである...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...忘れられた少年時代の情調(ムード)のすべてが合成され再生されて...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...春らしいムードをつくりあげることに...
牧野信一 「浪曼的月評」
...ムードは両方ともおもしろい...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...これと同じ話が回教国にもあってアブダラ・バン・マームードの書に出づ...
南方熊楠 「十二支考」
...只一本無駄な花があってさえ全体の気分(ムード)に関係する...
宮本百合子 「印象」
...やがて十世紀の終り頃にはマームードの征服に遇うに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
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