...「山は時としてはその傍観者に自らのムードを圧(お)しつけることがあると同時に...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...たしかにこの時の山のムードと自分たちの気持とはハーモニイしていた...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...ムードンの森の驟雨(しゅうう)の景色...
高浜虚子 「俳句への道」
...この構図があの場合におけるあの頭巾(ずきん)とあのシャツを着たあの三人のシチュエーションなりムードなりまたテンペラメントなりに実によく適合している...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...彼はムードンへ出かけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...要するに貴方の小説に有り余る程出てくるのは一種独特のムードでしょう...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...其ムードを作り上げるために...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...このムードは時間の制限を受けて...
夏目漱石 「草枕」
...(性格の描写に関連して研究の価あるのはムードの観察であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...ムードの描写は昔の小説にはほとんどないと思います...
夏目漱石 「創作家の態度」
...藝術のもつムード以外の生活的悲鳴が...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...氣分(ムード)や...
萩原朔太郎 「青猫」
...原詩それ自体の詩的ムードなのである...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...春らしいムードをつくりあげることに...
牧野信一 「浪曼的月評」
...ムードは両方ともおもしろい...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...これと同じ話が回教国にもあってアブダラ・バン・マームードの書に出づ...
南方熊楠 「十二支考」
...只一本無駄な花があってさえ全体の気分(ムード)に関係する...
宮本百合子 「印象」
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和辻哲郎 「鎖国」
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