...腕がムズムズしているのである...
海野十三 「少年探偵長」
...ムズムズと不安な気持が湧上って来る...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ムズムズと鳴り出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムズムズしておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ムズムズして居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな話を聴くと脇腹がムズムズしますよ」「三三九度の杯さえ済んでしまえばこっちのものだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎が見てもムズムズするほどの痛々しさですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足がムズムズして寢つかれないといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...美妙斎の食指のムズムズしないわけはない...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...それをムズムズとくすぐるのだった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...反つて背中がムズムズするばかりで...
牧野信一 「貧しき日録」
...口調がムズムズと重いそのうえに...
正岡容 「初看板」
...こみあげて来る感情を押えるに力の足りない様に膝をムズムズ動かしたり下を向いて後れ毛を丁寧に耳のわきに掻き上げたりした...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...その山を越えて一直線に行けば三分の一ぐらいの道程(みちのり)に過ぎない……と聞いた二人の心に又しても曲る事を好まぬ黒田武士の葉隠れ魂……もしくは玄洋社魂みたいなものがムズムズして来た...
夢野久作 「近世快人伝」
...その時に呉一郎の唇がムズムズと動いた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...間もなく唇をムズムズと動かした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その通り魔というのがその女ではないか?」暫くムズムズとしているうちに...
吉川英治 「江戸三国志」
...列の中ではそれが不服らしく満面をムズムズ燃やし...
吉川英治 「新・水滸伝」
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