...Bの声 もう少しで君のマントルの裾をふむ所だった...
芥川龍之介 「青年と死」
...つまり、あの蟻の化物みたいな、火星人独得のへんな体を、見られないためさ」「じゃ、丸木も、マントを脱ぐと、火星人と同じことですか」「確かに、その通りだ...
海野十三 「火星兵団」
...マントをかぶりました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...黄金仮面は金色のマントをひるがえして...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...マントも脱がずにさっさと家の中へはいって...
太宰治 「斜陽」
...いままでの毛布をよして羅紗のマントを洒落者らしくボタンをかけずに前をあけたまま羽織つて...
太宰治 「津軽」
...そしてそこを根拠にジュアン・レ・パン、アンティブ、ニイス、モンテ・キャアロ、マントン、サン・レモと incognito でお歩きになるのである...
谷譲次 「踊る地平線」
...私たちは釣り鐘マントの上に舊式の小銃をかつぎながら...
恒藤恭 「學生時代の菊池寛」
...マントルピースの上に...
豊島与志雄 「化生のもの」
...古いマントにくるまって...
豊島与志雄 「黒点」
...黒羅紗のマントを着けてる...
豊島与志雄 「林檎」
...ニーマントっていうんだね...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...「ゲルマントの方」さういふ...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...むっつりと不機嫌(ふきげん)そうに坐っているのを見たきりであったから……「誰だ?」とそのマントをかぶった男が私の方をふりむいた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...一枚の挿画にアルジエリア・マントを肩にしたPandus(パンダス)と称ふひとりの海賊(いくさにん)が...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...美しい王子様のおせなかにまつかなマントがゆれてゐるかな美しい王子様のおん馬車の馬が青い空を眺(なが)めてゐるかな...
村山籌子 「〈美しい王子様のおせなかに〉」
...7470巫女マントオ(内にて夢見心地に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...フロイスはキモノの上にポルトガルの羅紗のマントを羽織った...
和辻哲郎 「鎖国」
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