...女は咄嗟(とつさ)に(!)勘定台の上へ小型のマツチを一つ出した...
芥川龍之介 「あばばばば」
...しかし又一つにはマツグだけは余り往来へ顔を出さずに家にばかりゐる為です...
芥川龍之介 「河童」
...トツクやマツグも恍惚(うつとり)としてゐたことは或は僕よりも勝つてゐたでせう...
芥川龍之介 「河童」
...燐寸箱(マツチばこ)の様だらう...
石川啄木 「漂泊」
...チョと燐寸(マツチ)を擦つたが...
石川啄木 「漂泊」
...しかるにオホヤマツミの神は石長姫をお返し遊ばされたのによつて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...大統領と子供9・28(夕)ルーズヴエルトの以前(まへ)に米国にマツキンレイといふ大統領があつたのは...
薄田泣菫 「茶話」
...「でもマツチでは可(い)けませんよ...
薄田泣菫 「茶話」
...何ヲ書コウトイウ、アテ無クシテ、イワバオ稲荷(イナリ)サンノ境内ニポカント立ッテイテ、面白クモナイ絵馬眺メナガラ、ドウシヨウカナア、ト心定マラズ、定マラヌママニ、フラフラ歩キ出シテ、腐リカケタル杉ノ大木、根株ニマツワリ、ヘバリツイテイル枯レタ蔦(ツタ)一スジヲ、ステッキデパリパリ剥(ハ)ギトリ、ベツダン深キ意味ナク、ツギニハ、エイット大声、狐ノ石像ニ打ッテカカッテ、コレマタ、ベツダン高イ思念ノ故デナイ...
太宰治 「走ラヌ名馬」
...丁度娘マツシヤは一番小さい孫を抱いてゐる...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...彼(かれ)は焦躁(じ)れて卯平(うへい)の足(あし)もとの灰(はひ)へ燐寸(マツチ)の箱(はこ)を投(な)げた...
長塚節 「土」
...電燈もマツチも懷中電燈もない時代に生活してゐた人は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...作者がドラマツルギを知らないから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その前後に於けるW・マツキンレイ及びW・H・タフト――彼等三者の数年間にわたる激しい争覇戦は...
牧野信一 「サクラの花びら」
...そしてマツチをすつて棺中を覗き込んだ...
村山槐多 「悪魔の舌」
......
村山籌子 「ポックリ キノクツ」
...これなどはマツという国語の意味が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...……灯を點けて……一寸便所(はばかり)にゆき度いのだから……マツチは何處け...
若山牧水 「姉妹」
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