...ただ十二マイナス四イクォール八という算術に於て明かな如く...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...AマイナスBでくくれるじゃないか...
海野十三 「新学期行進曲」
...かえってマイナスになったようでしたが...
太宰治 「トカトントン」
...マイナスの者でもなんでも人はすべて死んではならぬという科学的な何か理由があるのかね」「ば...
太宰治 「葉」
...宿銭はオンリヨウだ(オンリヨウとはマイナスの隠語である)...
種田山頭火 「行乞記」
...マイナスのない生活...
種田山頭火 「其中日記」
...ちゃんと四十二度プラスマイナス〇・何度にしてくれるのである...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...そういう意味で云えばこの批判とは単にマイナスをしか意味しない...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...決してそんなに財政上のただのマイナスではないというのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...逆に学生こそ徴兵のマイナスの特典に価するものでなければならぬと一応そういうことになる...
戸坂潤 「社会時評」
...之といわば分極的にプラスとマイナスとの関係にある処の...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...殆んど九割までの努力は負(マイナス)を零(ゼロ)にする努力であったように思われる...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...否(い)なゼロよりもかえってマイナスであろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...プラスであると共にマイナスなもの...
宮本百合子 「期待と切望」
...元来は文化の歴史のマイナスの面がむすびついて一見文筆的才能と現れているようなところへ沈潜して行きつつある顕著な実例がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一番の要点で一番マイナスの条件だから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むしろ挫折をさそい易いマイナスの条件でもあることは常識である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...この分裂は世界と人間を混乱させ衰弱させるマイナスになっているが...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
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