...ポーンと音がしました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「やあ」ポーン...
海野十三 「柿色の紙風船」
...その方を下にしてポーンと柿色の紙風船に貼りつけたのであった...
海野十三 「柿色の紙風船」
...なお本職を指して米国(べいこく)市俄古(シカゴ)の悪漢(ギャング)団長アル・カポーンに買収されたる同市警察署長某氏に比するものあるは憤慨(ふんがい)を通り越して...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...……ポーンと五十銭玉を一つ助手の手に抛(ほう)りこんで...
海野十三 「深夜の市長」
...あの太鼓がポーンと切り込むが...
中井正一 「美学入門」
...右の上の桟敷に張りめぐらした幔幕(まんまく)の上へポーンと当って...
中里介山 「大菩薩峠」
...久助君はポーンと川の中へけとばした...
新美南吉 「川」
...ポーント ムカウノ キニ ナゲツケテ...
新美南吉 「ヌスビトト コヒツヂ」
...日が暮れきって、花火がポーン、ポーンと競い鳴る頃から、客が寄り始め、やがて月が河向うの家並を離れる頃には、十幾人の顔が揃って、大川を一と目の部屋に、酒と歓声が盛りこぼれました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一ばん先にポーンと高座へ投げて呉れた...
正岡容 「落語家温泉録」
...ポーンとその男の名前を書いた月給袋を投げ与えた...
正岡容 「寄席」
...ヤイとんちき野郎」ポーンと自棄(やけ)に貝を剥く出刃庖丁を投り出し...
正岡容 「寄席」
...谷底を目がけてポーンとそこから真っすぐ下へ抛(ほう)り投げました...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして地獄の口のような岩穴のなかへポーンとほうりこむと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...と思うと、そッと足もとの小石をとって、池のなかへ、ポーンと投げる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「ええッ」気合をかけてポーンと投げ込んだ...
吉川英治 「増長天王」
...ポーン、と乾いた音がすると、ここからもその花火の煙りが眺められるのである...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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