...兵士の上に更に資本家が跨ってこれに鞭っておるという仏蘭西(フランス)のある雑誌に出たポンチ絵の話をして...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...ポンチ絵のクラインバーンにはきっと豚や家鶏が鉄路の上に遊んでいるように描いてある...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...その冷酷漢の名誉を表彰するために奨励金支出の議案でも提出してやったんだのに!……実にすばらしいポンチ絵だよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さっきポンチ絵をかいた男が来て...
夏目漱石 「三四郎」
...きのうポンチ絵をかいた男が来て...
夏目漱石 「三四郎」
...ポンチ絵をかいた男はこの建築の表を指さして...
夏目漱石 「三四郎」
...その時ポンチ絵の男は...
夏目漱石 「三四郎」
...ポンチ絵に似た自分の姿を鑑賞でもするように眺め廻した後で...
夏目漱石 「明暗」
...でなかつたらポンチ絵の虎が笑つたやうな顔だ...
牧野信一 「鱗雲」
...ポンチ絵の虎が笑つた顔と仮りに定めた凧を睨みあげた...
牧野信一 「鱗雲」
...凡そ嶄新なポンチ絵風の手法を用ゐた...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...ポンチ絵に見られるナンセンスの極致である...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...あとを焚付(たきつけ)にしてしまいますので……」「外国で発行したものかどうかお前には解らないだろうなあ」「わかりません」「西洋のポンチ絵が載っていやしなかったかい」「さあ...
夢野久作 「暗黒公使」
...淫媚(いんび)な清国人の笑い顔がポンチ絵風に浮かしてあった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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