...」52往来の角(かど)に立っているポスト...
芥川龍之介 「浅草公園」
...そのポストは、たくさんのうすい金(かね)の輪を、かさねあわせてつくったもので、ちょうど手品師の持っているステッキのように、自由にのびたり、ちぢんだりするのです...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...雄太郎君は軽い眩暈(めまい)を覚えて思わず側のポストへよろけかかった...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...このポストの直ぐ側に立っていて...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...煙草屋の前のポストまで行って来ましたが...
太宰治 「風の便り」
...おのづから頭が下る――次郎さんに缺けたものは才と勇だ!ポストへ行く途上...
種田山頭火 「行乞記」
...おちついて雪と私・ほいなく別れてきて雪の藪柑子・つららぶらさがらせてやすらけく生きて大根みんなぬかれてしまつた霜・けふも鴉はなく寒いくもり・ハガキを一枚ぬかるみのポスト一月廿九日雪...
種田山頭火 「其中日記」
...……駅のポストへ行つて戻つたところへ...
種田山頭火 「其中日記」
...夕方、ポストまで、途中で三句拾つた...
種田山頭火 「其中日記」
...――街へ、ポストまで、いさゝかの稿料を受けて、酒やら茶やら何やら買ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...――ポストまで用があつて...
種田山頭火 「松山日記」
...「デハ ダレノ カゲ」「ワシノ カゲサ」ト ポストハ ニツコリシマシタ...
新美南吉 「タレノ カゲ」
...ポストハ ウシロヲ ミルト...
新美南吉 「タレノ カゲ」
...二人は東京ポスト社中の...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...自分もそんな美しい街へポストを持ちたかつた...
林芙美子 「浮雲」
...おとうさんにも来ているよ」お家のポストにはいっていた手紙を...
林芙美子 「お父さん」
...特別な心持でポストをあけて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俺の生命(いのち)がけの仕事を邪魔するなよ」大寺教授の自宅に「退院御礼」と書いた菓子箱を置いて博多駅前のポストに学部長宛の辞表を投込んだ私は...
夢野久作 「冥土行進曲」
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