...ポカンとした顔を入口に向けて居たのだ...
石川啄木 「葬列」
...ポカンとした顏を入口に向けて居たのだ...
石川啄木 「葬列」
...痩せこけて血色のない繁は何處へ行つた? 頸筋黒くポカンとしたお夏は何處へ行つた? 今此處に居るのはこれ...
石川啄木 「葬列」
...ポカンとしたしかし嬉しそうな顔をしながら室の中を眺め廻している姿を思いだした...
大杉栄 「日本脱出記」
...ポカンとしたきり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...セセラ笑うが如くホーホーホーと長く後を引かせながら消え去った時師父ブラウンがポカンとした顔で言葉を続けた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...わざとわたしがポカンとした振りをしていると...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ポカンとした顔をして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ポカンとした顔を門口(かどぐち)に並べていた...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...分かりましたか」明らかにラッセルズのポカンとした顔から見て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ポカンとした表情だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...明るくポカンとした感じである...
三好十郎 「肌の匂い」
...いつものポカンとした冷靜な顏である...
三好十郎 「肌の匂い」
...そんなポカンとした自分がひどく可笑しくなり...
山川方夫 「愛のごとく」
...ポカンとした様なときの美しい横顔...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...神霊(ごしん)の上がったようなポカンとした顔(つら)をしております...
夢野久作 「近世快人伝」
...一様にポカンとした顔をして...
吉川英治 「江戸三国志」
...ポカンとした面(つら)をして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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