...其頭にポカ/\と拳骨が飛ぶ...
石川啄木 「菊池君」
...ポカ/\暖い日であつたから三等車はこみ合つて暑かつたが二等車では謠本を廣げて首をふつて居る髯を見うけた...
伊藤左千夫 「市川の桃花」
...「エエイッ」ポカーンと音がして...
海野十三 「人間灰」
...ポカンと口をあけて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ポカンと安心して...
太宰治 「女生徒」
...……(腹だちまぎれにハンカチを引裂く)何をポカンと立ってるんです? さっさと出てらっしゃい!スミルノーフ さようなら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...「方図(ほうず)のねえ馬鹿野郎だ」ポカポカと二つ三つ食(くら)わせてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛んでもねえことをしやがる」折助どもをポカポカと殴り飛ばして...
中里介山 「大菩薩峠」
...ポカリと一つ食(くら)わせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...方五尺程の大穴がポカリと口を開きます...
野村胡堂 「古城の真昼」
...そのままポカリと床から抜けます...
野村胡堂 「向日葵の眼」
... それから くさった ペポカボチャが ころころ...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにきょうだいのはなし」
...ポカンと突っ立ってぼうっと見てるんじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...」と叱つたが少しも父親の威厳は徹(とほ)らず却つて仙二郎はワツと大声を挙げて父親の頭をポカ/\と殴つた...
牧野信一 「鞭撻」
...「お前……背負うて来たんやないかい」お千代もお米の顔をポカンと見上げていた...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...吾輩……アンポンタン・ポカンはここに於て立ち上った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その手を二本ともダラリとブラ下げたまま……口をポカンと開いたまま正木博士と向き合って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...羅傘(らさん)さんさん銅鑼(どら)どんどん肩で風切る病関索(びょうかんさく)(楊雄のアダ名)も惚れた女房は 斬りよもないよ惚れた弱味じゃぜひもない和尚ヌクヌク頭陀(ずだ)ポカポカ如法闇夜(にょほうあんや)の玉門(ぎょくもん)じゃものいちど潜(くぐ)れば 忘られないよ泳ぐ血の池 ぜひもない町の酒場の妓(おんな)も唄う...
吉川英治 「新・水滸伝」
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