...ポカリと浮いた木々の紅葉は...
石川欣一 「可愛い山」
...龍子は急にこれから何を話さうかと云ふやうなポカンとした気持になつた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...ポカリと大きい穴があきました...
海野十三 「崩れる鬼影」
...なんだかポカンとして楽しんでるような口調で...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...手前は山岡屋久右衛門でござい」小僧はいささか拍子抜けの体(てい)でポカンと立っていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...「薪割ならばいくら撲ってもいいけれど、役割さんを撲るようなことがあっては、後で申しわけがないから早く手を放したり」と言ってはポカリ、ポカリ、ポカリと撲ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛んでもねえことをしやがる」折助どもをポカポカと殴り飛ばして...
中里介山 「大菩薩峠」
...力任せにポカリポカリ擲(なぐ)りはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ポカポカッと来やがるじゃないか」一刻者(いっこくもの)のガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その跡にポカリと口を開いたのはなんと人間が二人くらい楽々と通れるほどの大きな穴...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ポカッと開いている...
火野葦平 「花と龍」
...女の子の頭をポカ/\なぐった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...どうなんだ? ポカーンとして...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...闇の燒跡のまんなかにポカンと取り殘されていたのだ...
三好十郎 「肌の匂い」
...「お前……背負うて来たんやないかい」お千代もお米の顔をポカンと見上げていた...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...追い縋った相棒が引ずり倒してポカポカと殴り付けた...
夢野久作 「近世快人伝」
...クシャミ行列めんくらった吾輩がポカンとなったまま部屋のマン中に突立っていると...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...平生とチットモ変らないアンポンタン・ポカン人種に立ち帰っている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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