...とうとう洋服の布地(ぬのじ)の一部がボロボロになって...
海野十三 「崩れる鬼影」
...ボロボロの服を着た...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ボロボロの服を着た乞食少年です...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ボロボロの着物をまとい...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...このププホルと『徒然草(つれづれぐさ)』のいわゆるボロボロとを並べて考えてみるとだれでもちょっと微笑を禁じ難いであろう...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...彼等がノラ・クリーナ号と云うボロボロの船の乗客の間にまじって...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...ボロボロとこぼれている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...數々惡口を言つて――」錦太郎はボロボロと涙をこぼし乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ボロボロと涙をこぼしておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ボロボロになつた千兩箱が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あちこちにボロボロの服装をした男女が蹲つてゐたが...
原民喜 「廃墟から」
...あちこちにボロボロの服装をした男女が蹲(うずくま)っていたが...
原民喜 「廃墟から」
...そして、永田杢次の手を引き、おぼろ月に煙る深夜の街を急いだが、マンは、遠くに、永田家の灯が見え、そこで、忙しく弁当ごしらえに立ち働いている人たちの影が見えて来ると、急に、胸が疼(うず)いて来て、涙が、ボロボロと、流れ落いた...
火野葦平 「花と龍」
...やがて見上げるような大くずれの源流、ボロボロの川床、縦横に入り乱れるカモシカ道、スカイラインがじりじりと近づいて来る...
細井吉造 「二つの松川」
...お節は涙をボロボロこぼしながら...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...ボロボロになった表裏をあらためて又ポケットに入れた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...あそこに置いて在るボロボロの籐の安楽椅子に身を横たえて...
夢野久作 「少女地獄」
...ワケのワカラナイ泪(なみだ)ばかりがボロボロ落ちて来るんだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
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