...四つ折になっていた純白の無罫のレター・ペーパーだった...
海野十三 「地獄の使者」
...レタペーパを器械からとりはずし...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私のペーパーナイフなど...
太宰治 「古典風」
...レターペーパーは丈七寸幅四寸五分ほどの大きさの中に八寸ぐらいの白百合(しらゆり)の茎のたわめられたのが左へ寄せて描いてあり...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...マッチのペーパーや広告の散らし紙や...
寺田寅彦 「浅草紙」
...ペーパーと鉛筆とを揃え...
豊島与志雄 「潮風」
...なぜあの奥さんは家にたくさんあるのにペーパーを買いにやるんだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一封筒とレターペーパーが一流の紙屋で売って居る最上等のもので...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...伯父はこまかな字で書かれた大きな二枚のレターペーパーをポケットから取り出し...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...約百枚のレター・ペーパーを読むのに妾はかれこれ三十分かかった...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...家へ帰ると妾は急いでレター・ペーパーを拡げてペンを走らせました...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...文洋堂でレターペーパーや原稿紙を買ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...住といふ中へつっくるめて、日常用品のひどさ、先づ原稿用紙のいゝのがまるでなく、ペンの辷りが悪くて手首が労れる、レターペーパー、ノートから書籍、雑誌の紙の悪いこと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...壮六の声はオフになって)金吾う! 何処さ行くだい?金吾 ……(ビリビリと封書の封を破いてレター・ペーパーを引き出し...
三好十郎 「樹氷」
...(レター・ペーパーを壮六に渡す音)今度は...
三好十郎 「樹氷」
...便所でレターペーパーを十枚程使って透き写しをしたのですから...
夢野久作 「暗黒公使」
...そのレターペーパの折り目を拡げたやつを受取ったカント・デックは...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...マーブルペーパの紋様(もんよう)みたいに薄くひろがっている...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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