...そしてこれも垢じみて汚い手の甲でベロベロと唇を拭(ぬぐ)って(――何か泡盛屋の酔いどれらしい...
高見順 「如何なる星の下に」
...彼女は私よりも少量でもっとベロベロになる...
田中英光 「野狐」
...ベロベロに酔って...
田中英光 「野狐」
...絶えず舌を出して赤ん坊の様にベロベロ音を立て...
中島敦 「環礁」
...ベロベロと涙でこね廻してかき口説(くど)くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ベロベロに醉つてしまつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...掛物の表具にはあんなベロベロの錦は使はない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...片端(かたはし)から抱え込んでベロベロ舐(なめ)ると...
二葉亭四迷 「平凡」
...ベロベロと舐廻(なめまわ)し...
二葉亭四迷 「平凡」
...ソフトアイスクリームを、お子さまたちが、ベロベロと舐め、コーンもムシャムシャと食べてしまう...
古川緑波 「甘話休題」
...これをベロベロの神様といったことが記憶せられている...
柳田国男 「こども風土記」
...ベロベロの神様は正直な神さまでおささの方へ面(おも)向(む)ける面向けるという囃し言葉を唱えつつ...
柳田国男 「こども風土記」
...このベロベロを廻して送るべき方角をきめたという話なども残っている...
柳田国男 「こども風土記」
...ベロベロとは嘗(な)めることで...
柳田国男 「こども風土記」
...このカネはベロベロの神をカネジョというのと同じで鉤(かぎ)のことらしい...
柳田国男 「こども風土記」
...ベロベロに酔ったまま警官と押し問答...
山本笑月 「明治世相百話」
...ベロベロに酔っ払って危いので...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...まだベロベロに酔っぱらっていて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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