...前脚を肩へ掛けてはベロベロと頬(ほっ)ぺたを舐(な)めた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...猫めの方でも大甘垂れに甘垂れて舌を出してはベロベロと二葉亭の顔を舐(な)めた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...めくれた皮の下から、黒血がほとばしって、ベロベロの、見るも無悪な赤肌が現れて来ることを、想像したからだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...絶えず舌を出して赤ん坊の様にベロベロ音を立て...
中島敦 「環礁」
...ベロベロと涙でこね廻してかき口説(くど)くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ベロベロに醉つてしまつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなにベロベロに醉つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...掛物の表具にはあんなベロベロの錦は使はない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あれをベロベロと食っている姿は...
古川緑波 「甘話休題」
...これをベロベロの神様といったことが記憶せられている...
柳田国男 「こども風土記」
...或いはまた「ベロベロカメロ...
柳田国男 「こども風土記」
...ベロベロの神東北で小児がベロベロの遊びをするのは...
柳田国男 「こども風土記」
...ベロベロという言葉が最初からなにか滑稽(こっけい)な意味をもっているように思う人もあるかは知らぬが...
柳田国男 「こども風土記」
...正月の三日をベロベロの歳取(としと)りと称して...
柳田国男 「こども風土記」
...ベロベロとは嘗(な)めることで...
柳田国男 「こども風土記」
...このカネはベロベロの神をカネジョというのと同じで鉤(かぎ)のことらしい...
柳田国男 「こども風土記」
...ベロベロと舌なめずりをしながら他の鼻を探しに暗黒世界に去りました...
夢野久作 「鼻の表現」
...ベロベロに酔っぱらって来た八と権十だった...
吉川英治 「旗岡巡査」
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