...そのヴェールがブルブルとふるえているところを見ても...
海野十三 「少年探偵長」
...あれを御覧なさい」ブルブルと顫(ふる)う助手の指先は...
海野十三 「蠅」
...そして襟を立ててブルブル慄えている顔色の青い男だというのである...
海野十三 「蠅男」
...身体をブルブルと震わせたが...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...やがて宙を掴んだ手をブルブルと震わせると...
海野十三 「流線間諜」
...ブルブル震えていたので...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ブルブルッと身ぶるいした...
大阪圭吉 「香水紳士」
...俺が今こうしてブルブル慄えているのが見えないのか...
大杉栄 「続獄中記」
...少女のブルブルと震えて差うつむいたのを見て...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...ブルブルと面(かお)を二つばかり水で押撫で...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い人のようだが――」「どうしてそんなことが判るんで? 親分」「お前の顔にそう書いてあるじゃないか」「ヘエ――」ガラッ八は平手で長(なんが)い顔をブルブルンと撫(な)で廻すのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...柄が大きくて斬りでがありさうで」「ブルブル...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ブルブルと身顫をするのであつた...
原民喜 「廃墟から」
...瘧(おこり)にかかったようにブルブルと両手を震わせながら...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...文三周章(あわ)ててブルブルと首を振ッて見たが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...黒いサヤから引き出された刀身がテラリと光ってブルブルふるえている)須永 ……あぶないですよ...
三好十郎 「冒した者」
...口のわきがブルブルとひきつっている)(その時...
三好十郎 「その人を知らず」
...思わずブルブルッと身をふるわせた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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