...乗客は前後にブルブルッと揺(ゆ)られたのを感じた...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...拳(こぶし)をブルブルふるわせた...
海野十三 「少年探偵長」
...外人の大きな挙(こぶし)が長いズボンの蔭にブルブルと呻(うな)っているのが判った...
海野十三 「人造人間事件」
...赤外線男でございましたでしょうか」老人は急に臆気(おくき)がついてブルブル慄(ふる)え出した...
海野十三 「赤外線男」
...」と工場主はブルブル震(ふる)え手を自分の口に当てながら...
海野十三 「人間灰」
...少女はまたブルブルふるえだしました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ブルブルふるえながら...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ただそれだけ!悪寒(おかん)のようにからだがブルブルブルブル止め度もなく震えて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...印度人はブルブルと慄えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その笑い方を聞くとお銀様はブルブルと身を慄わせ...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い人のようだが――」「どうしてそんなことが判るんで? 親分」「お前の顔にそう書いてあるじゃないか」「ヘエ――」ガラッ八は平手で長(なんが)い顔をブルブルンと撫(な)で廻すのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ブルブル畜生奴...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文三周章(あわ)ててブルブルと首を振ッて見たが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...風がサアーッと吹くとブルブルッと身ぶるいの出るほど寒い...
宮本百合子 「秋風」
...どうしたものか虻は又あわて出してブルブルと飛ぶ拍子に水の中へ落ち込んでしまいました...
夢野久作 「虻のおれい」
...眼を閉じてブルブルふるえていた...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...妾(わたし)もうビックリしちゃって髪毛(かみのけ)をシッカリと掴みながらブルブル慄(ふる)えて聞いていたようよ...
夢野久作 「支那米の袋」
...割り前は遣らねえから」「ブルブル御免だ御免だ」「ハハハ見やがれ……すけべえ野郎……」そんな事を云い合っているうちに一人がマッチを擦(す)って葉巻に火を点(つ)けたようなの...
夢野久作 「支那米の袋」
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