...そのなよなよとした茎先(くきさき)にとまってうれしそうにブランコをしたり...
有島武郎 「燕と王子」
...ブランコで大きく揺上げられる子供の様に...
中島敦 「光と風と夢」
...ブランコに乗(の)つた縫子の姿(すがた)を思ひ出(だ)す...
夏目漱石 「それから」
...つぎの客演場所の小屋ではブランコ乗りが到着するずっと前にブランコがすでにすえつけられ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「最初の苦悩」
...旅興行というものはブランコ乗りの神経にとってはなんといっても破壊的なものだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「最初の苦悩」
...それでブランコ乗りの涙が彼の顔にまで流れてきた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「最初の苦悩」
...ブランコ岬からミリク岬の中央ほどのところにアルグゥイーンという浮洲がある...
久生十蘭 「海難記」
...これは学校のブランコのやうに巌丈で...
牧野信一 「海棠の家」
...もうブランコに乗る時間だ...
牧野信一 「海棠の家」
...ブランコのやうにゆれるので...
牧野信一 「舞踏会余話」
...彼は或日いつものやうに空堀の傍らのブランコに乗つて水底の想ひに耽りながら...
牧野信一 「籔のほとり」
...するうちに彼の乗つたブランコは悪魔の風を喰つて吹雪に目くらみ...
牧野信一 「裸虫抄」
...脚でブランコの綱をからんで...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...元のブランコに飛移っていた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...向うのブランコへ飛乗ると...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...捲上げられたブランコの一端が...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...ブランコと呼吸とがピッタリ合わなけりゃ危ないわよ」「そうさ――」「それが...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...一四四一年には白い岬(カボ・ブランコ)...
和辻哲郎 「鎖国」
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