...私は絵巻物をくり拡げるように一分間分のブランクもないように...
大庭武年 「旅客機事件」
...俺が内地を留守にしていた間のブランクを埋めてやろうという心づかいのようではあったが...
高見順 「いやな感じ」
...あとはブランク、とご自身で書いているのである...
太宰治 「散華」
...こっちがあくまで受動的に白紙(ブランク)のままで...
谷譲次 「踊る地平線」
...十一月十四日――十七日ブランク...
種田山頭火 「其中日記」
...人生は時々ブランクがあつてもかまはない...
種田山頭火 「其中日記」
...したがあの連中はいつ酒場にはいつてきたのでしようか? だれがどこにいたという時間表のような物が作れる見込みがありますかな? 全体が目撃者がとぼしいためにブランクでした...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...その形に現われない充実したブランクな行間は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私の三年あるいは五年のブランクは...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...睡眠という空白(ブランク)の時間をこの場合に持ち出すのは人間に対する侮辱である...
北條民雄 「頃日雑記」
...ストランド一一九四番地のブランク芝居(しばい)代行業者に手紙で希望を知らせるだけでよいとのことで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...そこでブランク社に電話したら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...ブランク社長が直々に指示され...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...このブランクは十七日前後までに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(スティムなしですから)風邪と一緒にブランクが出来て変になって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...咲のすることはブランクになればなったで国がむくれるならばむくれていればよいのです(私の辛棒もいることですが)そうして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...米国機密局の白紙命令(ブランクオーダー)を受けました小生が...
夢野久作 「暗黒公使」
...その台帳を無記入(ブランク)の屍体検案書と一緒に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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