...何にもしないで懐手(ふところで)をしてブラブラ遊んでいると外(ほか)思われない二葉亭の態度や心持を慊(あきた)らなく思うは普通の人の親としての当然の人情であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ブラブラと左右に揺れていた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...実は神戸(こうべ)の辺をブラブラしていたというわけさ...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...こんどは広い大通りを柳島の方へブラブラと歩みはじめた...
海野十三 「深夜の市長」
...Nの本町通りをブラブラ歩いて帰ったのです...
江戸川乱歩 「鬼」
...この辺でブラブラしているデイゴー連中に関係があるような意味はちつともありませんわい...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...重太郎は海岸の淋しい松原をブラブラ帰りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...ブラブラと歩いた...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...「ブラブラ遊んでいるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水野越前守のブラブラ病いは...
野村胡堂 「礫心中」
...楠公さんの方へブラブラ歩いていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...新流行(ア・ラ・モード)の品物を身体につけて遊歩道(プロムナアド)をブラブラ歩くのがエルマンスの仕事なのです」竜太郎は...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...長い花糸(かし)の先にはブラブラと動く葯(やく)があって...
牧野富太郎 「植物知識」
...ブラブラ歩きたいゆえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...まだ家にブラブラしている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...S=道三次ブラブラ鼻唄唄い乍ら行く(移動)...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...腰にブラブラしたアルミの弁当からであるが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...膝頭が気味悪くブラブラして脱け落ちそうになるのを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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