...なにかフワフワした白いものが転がって来た...
海野十三 「深夜の市長」
...中にはフワフワした夜具かなんかが入っていて...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...フワフワした黒いマントのえりをたてて...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...フワフワした気体のようなものになって...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...二十面相は何か気体のようにフワフワした...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...だんだんあたりが白いフワフワした靄(もや)か霧のようなものに包まれてゆく中を...
橘外男 「逗子物語」
...なにかしら自分がフワフワした(自分でないような)訳の分からないものに成り果てたような気がした...
中島敦 「悟浄出世」
...ただ彼の掌(てのひら)に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...軽いフワフワした薄綿のねんねこだった...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...まわりの毛が棉の木についている棉花のようなフワフワした和毛(にこげ)なので...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...私が只今拵えますのはカヘーケーキと申して珈琲の時に出すお菓子でカステラの一層フワフワしたような極(ご)く軽いものです...
村井弦斎 「食道楽」
...こんな風船玉のようなフワフワした文化気分が...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...上(うわ)ッ面(つら)のフワフワしたメリケン粉のようにゆらめく雪を...
夢野久作 「眼を開く」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??