...フワフワと空中を飛んでくるのです...
海野十三 「崩れる鬼影」
...確(たし)かに空中をフワフワ飛んでいましたよ」私は博士が足が不自由なのにフワフワ飛べるのがおかしいと思ったので...
海野十三 「崩れる鬼影」
...フワフワと、宙を浮きながら、恐ろしい早さで、飛んでいくのです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...この部屋がフワフワと...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...部屋ぜんたいがフワフワとたえず...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...フワフワと風みたいに...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ニコラ博士は、フワフワと、宙(ちゅう)にうくように、歩いていきます...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...――フワフワと漂うばかりであったのだが...
高見順 「如何なる星の下に」
...その慕情がフワフワと空に浮いている雲か霞(かすみ)かのような捕捉(ほそく)しがたい状態で...
高見順 「如何なる星の下に」
...なにかしら自分がフワフワした(自分でないような)訳の分からないものに成り果てたような気がした...
中島敦 「悟浄出世」
...フワフワと宙にまいあがるではありませんか...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...フワフワ風に吹かれていました...
林芙美子 「清修館挿話」
...フワフワと落着きのない娘でしたが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...あとは一瞬時前と同様茫漠とした白い幻がフワフワと漂ふてゐるばかりで...
牧野信一 「妄想患者」
...小さいフワフワ棧橋をなおゆすろうとするのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私が只今拵えますのはカヘーケーキと申して珈琲の時に出すお菓子でカステラの一層フワフワしたような極(ご)く軽いものです...
村井弦斎 「食道楽」
...鋸屑(おがくず)のフワフワ積った小径の上に...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...草の上をフワフワとさまよった――それだけであった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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