...この気味のわるい人間は細道の中央につき立ち上りフラフラとよろめいたと思うと...
海野十三 「空中墳墓」
...フラフラと彼女の方へ歩いて来る様な幻覚を感じて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...妙にフラフラしているじゃないか」「…………」「丁度いい...
江戸川乱歩 「疑惑」
...フラフラ歩キ出シテ...
太宰治 「走ラヌ名馬」
...フラフラと立ち上って見せました...
中里介山 「大菩薩峠」
...フラフラと出かけてしまいましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「――――」東野南次はフラフラと立ち上りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...屏風(びやうぶ)の中からフラフラと起ち上がつた死人の姿に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十二日からひどく下痢をはじめて十三日一杯えらい目を見て今日はどうやらフラフラおきている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...消耗性の病気にやられている者特有の身体つきと顔の色で歩く足附きなども少しフラフラしている...
三好十郎 「好日」
...フラフラと歩いて来ながら...
三好十郎 「樹氷」
...フラフラと立ちあがり...
三好十郎 「その人を知らず」
...助かった! (そのへんをフラフラと歩きまわる...
三好十郎 「胎内」
...フラフラしながらMさんにつかまつて立つている僕の耳に殘りました...
三好十郎 「肌の匂い」
...火の玉はフラフラ揺れるが...
武者金吉 「地震なまず」
...眼が眩(も)うてフラフラと足が止まらぬ位シビレます...
夢野久作 「近世快人伝」
...しないでもないフラフラとした恰好で店の中へ這入(はい)ったのであった...
夢野久作 「殺人迷路」
...鶴髪童顔先生フラフラの大ニコニコで念入りに診察していたが...
夢野久作 「爆弾太平記」
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