...その生きものを見ていると身体がフラフラする...
海野十三 「階段」
...フラフラと蹣跚(よろめ)いた...
海野十三 「深夜の市長」
...水の中にフラフラうきながら...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...黒いフラフの様になびいていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...フラフラと立上ると...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...フラフラと邪魔者を殺して三百両せしめる気になった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...フラフラと死ぬ氣になつたのだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隙(ひま)さえあればフラフラ隠宅へやって行くが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確と言葉を番(つが)へたぞ」勝之助はフラフラと立ち上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寢床から拔け出してフラフラと外へ出たものでないことは明かです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「利助親分は?」「まだフラフラしていますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎はそれを聞くとフラフラと眩暈がするのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行李は私のようにフラフラしながら流れて行った...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...夜食を済せるとフラフラと殺人のあったストランドを廻り歩いて夜更けて宿へ帰った...
松本泰 「日蔭の街」
...奴等只でさへ腰がフラフラしてゐるんだ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...フラフラとあの下宿で暮していらっしゃるのをきき出しました...
山川方夫 「演技の果て」
...浪人は結局フラフラになった遊び人の首筋掴んで引きずって行く...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...そうして何でも彼でも此の疑いを晴らさなければトテモたまらない……と云った気持にフラフラと此処まで追い遣られて来た彼自身ではなかったか……...
夢野久作 「殺人迷路」
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