...そのうえにフラスコがおいてある...
海野十三 「氷河期の怪人」
...フラスコの口から...
海野十三 「氷河期の怪人」
...その丸いフラスコ型の水瓶がレンズの作用をして...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...」ソーンダイクはフラスコが泡立つのを見ながら...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...ピペットをフラスコにつっこみ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...フラスコなぞが雑然と載っていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...机の上にはおびただしい試験管やフラスコ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...初めはフラスコの水を根気よく振っていると少し温(あたた)まるといったような実験から...
寺田寅彦 「科学と文学」
...これを沢山に熔かし合せて管やフラスコを作る事が出来るようになった...
寺田寅彦 「話の種」
...フラスコの中で歌う人造人間の歌を...
寺田寅彦 「耳と目」
...分析されるものは現実自身ではなくて真実という実験室のフラスコの内に収められる限りの現実の代用物に他ならない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...起きろい! フラスコ カツプ 花瓶も起きろ...
仲村渠 「明るすぎる月」
...または空のフラスコ形のヒョウタンがつけられ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...枕元の水瓶(フラスコ)を見ると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...水瓶(フラスコ)を持ってあがったついでに...
久生十蘭 「キャラコさん」
...フラスコや顕微鏡がいつもの到来を待つてゐるのだ...
牧野信一 「沼辺より」
...そうした解剖台と、湯沸器(シンメルブッシュ)と、白い寝棺と、三通りの異様な物体の光りの反射を、四方八方から取り巻く試験管、レトルト、ビーカー、フラスコ、大瓶、小瓶、刃物等の夥(おびただ)しい陰影の行列……その間に散在する金色、銀色、白、黒の機械、器具のとりどり様々の恰好や身構え……床の上から机の端、棚の上まで犇(ひし)めき並んでいる紫、茶、乳白、無色の硝子(ガラス)鉢、又は暗褐色の陶器の壺...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...フラスコの中へ滴り落ちる酸液を舐めるように見詰めることだと思った...
横光利一 「旅愁」
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