...名だかい科学者であったロバート・フックという人がいろいろと助言をしてくれたという話も伝わっています...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...「フックまたはカギ状の部分を結石の上にきつく固定して振っても外れないようにして逆方向に回転しないようにする...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...ガリレー、トリツェリ、ヴィヴィアニ、オットー・フォン・ゲーリケ、フック、ボイルなどといったような人がはなはだ粗末な今から見れば子供のおもちゃのような道具を使って、それで生きた天然と格闘して、しかして驚くべき重大な画期的実験を矢継ぎばやに行なったのがそもそもの始まりである...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...オーストリアからフックス博士...
中谷宇吉郎 「科学の国際連合」
...フック(一六六五年)の時代になると...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...今度はフックが、帆柱のところに追いつめられ、今やピーターの一撃のもとという窮地におちいる...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...この前に、フックは、偽手紙をつけて、ピーターに爆弾を送って、殺そうとしたこともあり、インディアンの酋長の可憐な娘を海中に沈めようとしたこともある...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...一六六五年かの細胞の発見者として有名なロバート・フックが『ミクログラフィア』なる書物を著し...
中谷宇吉郎 「雪」
...それはオーストリアのフックス博士が...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...前者には種々のやっとこ、ピンセット、フック、チューブ、ゾンデ、カテーテル、ブージー、その他、および種々の付属器具、たとえば、マグネット(異物を取り出すため)、カッピング・ホーン、浣腸袋、など...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
... フックの ついた ロープの はしを ひろいあげると ―― まを おいて あなぐまトミーを みやります...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...やつれたとはいうもののまだ初々しくフックラとしているだけに...
三好十郎 「斬られの仙太」
...以前は少女らしくフックリしていた線は彼女の顔からソギ落ちてしまって...
三好十郎 「その人を知らず」
...すこし青味を帶びてフックリとした線が...
三好十郎 「肌の匂い」
...それだけ廣やかな反省やフックリした感情を持ちながら...
三好十郎 「肌の匂い」
...何でも玉子を入れて焼く物は白身を泡立てて入れると大層フックリ出来るもので私どもではちょいと普通の玉子焼を拵える時にも黄身ばかりへ白身を泡立てて加えますが大層フクフクした玉子焼が出来ますよ...
村井弦斎 「食道楽」
...その丸卓子(テーブル)を中にして差し向いに据えられた肘掛椅子と安楽椅子には小紋縮緬(ちりめん)のカヴァーがフックリと掛けられている...
夢野久作 「暗黒公使」
...自分のフックリと白い手の甲に……附いた...
夢野久作 「笑う唖女」
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