...名だかい科学者であったロバート・フックという人がいろいろと助言をしてくれたという話も伝わっています...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...「フックまたはカギ状の部分を結石の上にきつく固定して振っても外れないようにして逆方向に回転しないようにする...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...一方ではゲーテの「ライネケ・フックス」や...
寺田寅彦 「科学と文学」
...「漢楚軍談(かんそぐんだん)」「三国志(さんごくし)」「真田三代記(さなださんだいき)」の愛読者であったところの明治二十年ごろの田舎(いなか)の子供にこのライネケフックスのおとぎ話はけだし天啓の稲妻であった...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...ガリレー、トリツェリ、ヴィヴィアニ、オットー・フォン・ゲーリケ、フック、ボイルなどといったような人がはなはだ粗末な今から見れば子供のおもちゃのような道具を使って、それで生きた天然と格闘して、しかして驚くべき重大な画期的実験を矢継ぎばやに行なったのがそもそもの始まりである...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...その有鈎原子を活躍させるには相当意識的あるいは無意識的にその問題に頭を突込んでいる必要があるという意味のことをそのフックス函数の研究の経験として述べているようである...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...フック(一六六五年)の時代になると...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...悪の権化ともいうべき海賊の首領フック船長との戦いに...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...この前に、フックは、偽手紙をつけて、ピーターに爆弾を送って、殺そうとしたこともあり、インディアンの酋長の可憐な娘を海中に沈めようとしたこともある...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...フックから つるせば あなぐまトミーの 頭上で バケツが ぶらんぶらん...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...すぐにオランダのフックへ渡れるように手配してくれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ケーブルを百五十メートル繰り出してください」ワイヤ先端のフックに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...フックの穴にもう一本別なワイヤ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...フックリと盛りあがつた白さまでも...
三好十郎 「肌の匂い」
...スモモの花の匂いにいくらか似たようなフックリと重い匂いです...
三好十郎 「肌の匂い」
...蓋を取ると蒸汽が漏(も)れて御飯がフックリ出来ません...
村井弦斎 「食道楽」
...その丸卓子(テーブル)を中にして差し向いに据えられた肘掛椅子と安楽椅子には小紋縮緬(ちりめん)のカヴァーがフックリと掛けられている...
夢野久作 「暗黒公使」
...黒い詰襟(つめえり)のフックをかけ直した...
夢野久作 「老巡査」
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