...眼も醒(さ)めるような紅模様(べにもよう)のフカフカする寝室の並んだ夫妻のベッド・ルームを真昼(まっぴる)のことだから誰も居ないだろうと思って覗(のぞ)きに行き...
海野十三 「振動魔」
...肘掛椅子は実に柔軟(やわらか)くフカフカしている...
海野十三 「深夜の市長」
...桃色の夢がまだ漂っているようなフカフカした寝床の上に倒れていた...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...そのお蔭で、古井戸の底の身にしむ寒気の中で、足の下ばかりは、フカフカと、厚いクッションの様に暖かいのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...柔いフカフカしたものが...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...フカフカと弾力があるのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...そうしてフカフカと莨を喫(ふか)す...
徳田秋声 「新世帯」
...藁灰(わらばい)のフカフカした瀬戸物の火鉢に...
徳田秋声 「新世帯」
...フカフカとした支那絨氈(じゅうたん)も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...口が聲もなくフカフカと動きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...口が声もなくフカフカと動きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...フカフカと踵を埋める支那絨毯...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...フカフカとしたお陽様に照らされた縁側の上に...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...お婆さんに毛糸のフカフカのチャンチャンを上げ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの大事なフカフカ手袋すぐかえして頂戴ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ボンコチヤンハフカフカシタアタタカイベツドノ中ニハイリマシタケレド...
村山籌子 「バウシ ノ ユクヘ」
...ただフカフカやるだけの...
山本笑月 「明治世相百話」
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