...ビクビクと宙に藻掻(もが)いていた六本の脚が...
海野十三 「蠅」
...小さいことをビクビクしてまんな」「いやそこですよ」といって帆村は二人の顔をジッと見た...
海野十三 「蠅男」
...多少ビクビクしながらふり向きました...
江戸川乱歩 「双生児」
...ビクビクしましたが...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...何ごとかにビクビクしているようでした...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...四郎(しろ)ちゃんが来たぞ!」ビクビクしていた私の眼に...
徳永直 「あまり者」
...貧乏し乍(なが)らビクビク生きているより...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...なにもビクビクするこたアない」小竜は美しい科(しぐさ)でちょっと身をひらくと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「何をビクビクしてるだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...妙にビクビクするやうになつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...公然と許されてゐる本でも内しよで悪いことをするみたいにビクビクしながらよんでみる...
平山千代子 「小説」
...ビクビクと人の目をうかゞふ様になつた...
平山千代子 「転校」
...と傍に有った物尺を握って神経的に口元をビクビクと震わせた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そういうはげしい狩(か)りの間じゅうビクビクしていた不安な気もちも...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ビクビクと痛みましたので私は眼をあけることが出来なくなって...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...鶴木検事の顔を正視してビクビクと咽喉(のど)を引釣らせていたが...
夢野久作 「巡査辞職」
...今にドンナ尻を持ち込まれるかと思ってビクビクしていたんですよ...
夢野久作 「少女地獄」
...こんな仕事は自分に向かないと思ってビクビクしながらも...
夢野久作 「老巡査」
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