...何故なら人類はかくしてのみ更らに高き人道(ヒューマニティー)に到達することが出来るのであるといふ説を聞いて大抵の人々は疑惑の念を抱いて頭を振るのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...なぜならヒューマニティーという問題を最も連関的にそして実際的に解決し得るものこそ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...処が日本ではヒューマニティーの観念はまだそこまで大衆的な人気を有っていない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...科学の足を持って技術の地面につける代りに科学の髪の毛をつかんで天上のヒューマニティーや文化なるものへ引き上げて了うという意味で...
戸坂潤 「生産を目標とする科学」
...人間やヒューマニティーの「歴史哲学」というカーテンに写った影なのだから...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ヒューマニティーの観念もあり得ない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...元来ヒューマニティーというものがなかったのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...こうしたヒューマニティーの新発見が今時必要とされるのも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...所謂ヒューマニズムの考えるヒューマニティー(人間の本性)は...
戸坂潤 「読書法」
...大衆のヒューマニティーをその悟性(Understanding)の内に見出さなければならぬだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼のヒューマニティーに立って社会歴史の発展に対する情熱に献身するか...
宮本百合子 「生きつつある自意識」
...とざされている性――彼によればヒューマニティーの核をなす生命力――の解放者として登場してくるのは...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...ヒューマニティーの奪還...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...ヒューマニティーそのもののバランスを失っているところのある...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...よりゆたかなヒューマニティーの力の表現といえないのが現実ならば...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...わたしたち人民の男女のヒューマニティーは...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...人民としての階級的なヒューマニティーはますます鋭くさせられている...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...こんにちでは遺族の名誉とヒューマニティーのために真実の暴力がどこにあるかということについて...
宮本百合子 「権力の悲劇」
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