...晩はずっと談話室(パーラー)の隅の炉火のそばに腰掛けて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...談話室(パーラー)から帳場へ行ったりまた戻ったりした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...明治製菓ビル別館二階パーラー...
高浜虚子 「六百句」
...ミルク・パーラーと改められた...
高見順 「如何なる星の下に」
...ここは以前は立派にイギリス風の酒の部屋(バー・パーラー)という名前で通つていたが...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...食後パーラーで先生の話をきいているうちに...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...それでも二人とも、ひどく退屈だったので、一日のうちに五度や六度、パーラーや、玉突き場で顔を合わせぬ日はなかったので、一週間あまり滞在しているうちに、自然に顔馴染(なじみ)になってしまった...
平林初之輔 「謎の女」
...十一月二十日(火曜)午前十時起き、山王ホテルへ岡田静江を訪れ、パーラーで話す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...新大阪ホテルのパーラー...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...葉書など諸方に書いて、九時に熱海ホテルへ、今度は喜多村氏の御馳走で食堂へ、パーラーで話し、十時すぎ相模屋へ帰って、又湯滝に打たれて寝る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...パーラーのセット...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...玄関ワキのパーラーで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...母親と二人で小さな果物店(フルーツパーラー)を経営してゐるさうだ...
牧野信一 「明るく・暗く」
...ローランドのフルーツ・パーラーからだよ...
牧野信一 「サクラの花びら」
...ギンザ・パーラーへ行くと好くあいつに会ふよ...
牧野信一 「素書」
...カーテンを隔てた廊下向こうのパーラーから...
松本泰 「宝石の序曲」
...パーラーにぱっと電灯が点いた...
松本泰 「宝石の序曲」
...……遊廓や待合や、又は御神燈なぞいうものは、もはや明治大正時代の遺物となりかけている…………バーや、カフェーや、パーラー、レストランなんぞは勿論のこと、クラブ、ホール、ホテル、なんども申すまでもない事、そのほかの思いもかけぬまじめな商売の名の下(もと)に、エロ業者は堂々と、白昼の街頭に進出している…………同時に個人としては、外交員、勧誘員、施術師、写真師、画家、筆耕、家政婦、派出婦、看護婦、なんぞの怪しげな名刺や印刷物、もしくは本物のタイプライターや爪鑢(つめやすり)なぞを提(さ)げて、官庁や会社は勿論のこと、普通の家庭にまでも侵入している…………スピード的エロ業振りのアラユル尖端を、一九三〇式に磨き立てている…………だから現代の頭のいい……たとえばマダムの御主人のような男性は、百のアリバイでも同時に作る事が出来る…………たとえば会社へ、主人の出張先を問い合わせても「よくわかりません」という快濶な給仕の返事しか聞かれない…………よしんば、うちの自動車の運転手にきいても何にもならない...
夢野久作 「奥様探偵術」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??