...身体がたちまち気球のようにふくれてパンクするおそれがあった...
海野十三 「海底都市」
...途中でタイヤがパンクしたためであった...
海野十三 「地獄の使者」
...時にはタイヤをパンクさせて擬音(ぎおん)を利用したり...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...第二の自動車がパンクしたらしく...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...四つともパンクした? そんなバカなことがあるもんか...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...山にはパンクした自動車のタイヤが澤山捨ててありました...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...それを聞くと急に身内がパンクしたやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...自動車パンク、そしてガソリン発火、こんな山村にもこんな事件が起つた、そして狂人、そして死人...
種田山頭火 「行乞記」
...変電所の鉄骨ががつちり直角形(改作)・さういふ時代もあるにはあつた蝉とる児のぬきあしさしあし・暑さきはまり蝉澄みわたる一人・ゆふべはよみがへる葉に水をやる・山はゆふなぎの街は陽のさす方へ・炎天まつしぐらにパンクした(自動車)逸郎君に・百合を桔梗に活けかへて待つ朝風・ちつともねむれなかつた朝月のとがりやう・夜あけの風のひえ/″\として月草ひらく七月二十七日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...オルソクロマティック・フィルムとパンクロマティック・フィルムを重ねあわせて同時露出する方法のこの色彩映画が...
中井正一 「色彩映画の思い出」
...イルフォードのパンクロ乾板が唯一の頼りで...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...自動車がパンクした...
堀辰雄 「顏」
...「蜜柑問屋の自動車は十日も前にパンクしたまゝ使はずにゐるが途中で二三度空気を入れたら停車場位までは使へるだらうツてさ...
牧野信一 「出発」
...(ペンさんがお得意のところでやるそうです)咲枝さんのお腹は今もってパンクしません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大きないい音を立ててスパンクを与えるべき箇所と場合をよく御承知というわけでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...妾はこのまんまパンクしたタイヤみたいになって...
夢野久作 「少女地獄」
...少年が書き残した「御心配かけました」の一句でパンクさせられてしまうと...
夢野久作 「暗黒公使」
...それでは一つ吾輩の正体を明らかにして全世界三十億の蛆虫(うじむし)共をパンクさせてくれるかな...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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