...松江はその窓と壁と露台(バルコン)とをより美しくながめしむべき大いなる天恵――ヴェネティアをしてヴェネティアたらしむる水を有している...
芥川龍之介 「松江印象記」
...「何か御目にかけましょうか」バルコンへ出た時...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...家の近所の新開の洋食屋のバルコンで...
竹久夢二 「砂がき」
...バルコンの下から忍びよるド・サヴィニャク伯爵の梯子(はしご)が石欄に触れる「ティック」の音を置き換えてある...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...また考え直してバルコンに居殘って休息をとることにし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...露台(バルコン)の硝子扉(ケースメント)をソッと閉める音がし...
久生十蘭 「魔都」
...バルコンでお茶と夕食」この日記には世襲制のために天分もなく帝位につき...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...「バルコン」の婦人記者...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...真中(まんなか)に硝子(ガラス)の扉ありてバルコンに出(い)づる口となりおる...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...バルコンよりは木の階段にて庭に降るるようなりおる...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...私は一度寒そうな恰好(かっこう)をしてバルコンに出て行った...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...そしてバルコンを迂回(うかい)しながら...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...そっとバルコンに出て行った...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...このへんの大概の洋館のようにバルコンがついていて...
堀辰雄 「旅の絵」
...バルコンの上だとか...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...発止と跳ねて青竹の笹を鳴した……演技に亢奮されて夜のバルコンに忍び出た観客のやうに...
牧野信一 「籔のほとり」
...「バルコン」を始めドビュッシィの歌を勉強しています...
三浦環 「お蝶夫人」
...狐はちょっと眼を円くしてつっ立って音を聞いてゐましたがいきなり残りの葡萄の房を一ぺんにべろりとなめてそれから一つくるっとまはってバルコンへ飛び出しひらっと外へ下りてしまひました...
宮沢賢治 「黒ぶだう」
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