...却つて評價のバランスを誤ることがある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...バランス・オブ・パワアというものがあつて...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...両脚を変な恰好にしてバランスをとり...
石川欣一 「山を思う」
...バランスもよさそうだ」と急に重心板(センター・ボード)の下端部を...
大阪圭吉 「死の快走船」
...少なくとも関ヶ原以来のバランスだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...薬を精密なバランスで秤(はか)って...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...生命そのものはバランスにあり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...意識のバランスを失って崩壊したのだ...
萩原朔太郎 「猫町」
...僕は漠然とバランスのことを夢みる...
原民喜 「飢ゑ」
......
原民喜 「鎮魂歌」
...――彼は蝋燭のバランスを膝の上でとり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...すねて見せたり桃の花のバランスをとってみたり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...満寿子さんは精神のバランスがとれなくなるほどこのひとを好きになったが...
久生十蘭 「だいこん」
...バランスはくずれた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...この甘ったれたさと精神の緊張力とは比例的で互のつよさでバランスしている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大した不自然さやアンバランスを引き起していないのは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それが皮肉にも常にバランスがとれないで...
吉川英治 「折々の記」
...こうして平衡(バランス)をとりながら歩行するじゃろう...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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