...舞台の上で指揮杖(バトン)を振つてゐる山田耕作氏には目もくれず...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...バトンを持っているような手つきで...
芥川龍之介 「出帆」
...指揮者のバトンが彼の胸をコトン...
池谷信三郎 「橋」
...まるでリレー競走のバトンみたいに目まぐるしく渡り歩き...
太宰治 「貨幣」
...むなしくバトンは次の選手に委(ゆだ)ねられた...
太宰治 「ろまん燈籠」
...二日がけで西南バトン潮に沿うヴァッドスナ町に彼女の家を訪ねた...
谷譲次 「踊る地平線」
...その忠勤振りに基く内閣バトンの勇躍した受けつぎ...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...之に続いてバトンを受け取って走るだろう今後の諸内閣――国防六カ年計画の実施は今後の内閣の性質を客観的にそう規定するものだ――の本質には...
戸坂潤 「社会時評」
...新しいバトンを受けつぐべき課題を提出すると云うべきであろう...
中井正一 「生きている空間」
...むしろそこから私達はバトンを受取り彼等のゴールラインを私達のスタートラインにすべきではないかと思われる...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...そのバトンを受けとって...
中井正一 「美学入門」
...我々後生がバトンを引き継いだ捕物小説は...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...バトンを引きついで貰ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...きれいな四角の小箱にレディ・リバトンと書いてある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...またドイツの有名な指揮者で「バトンの魔術師」といわれたニキッシュの後を継いで...
三浦環 「お蝶夫人」
...バトンをもって立ったところが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...バトンを渡すという事をほとんどしない...
三好十郎 「恐怖の季節」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
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