...君の知つてゐるどんな女よりもノーブルで...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...高下を甄別して心から善と美と高とを愛する意味に於いては人間並にノーブルな品性を持つてゐると信じてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...一應は不快なる印象の中から振返つて眞理を探し出すほどのノーブルなる品性を缺いた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し自己と他人との矮小と野卑とに堪へざる點に於いては著者の意志も品性も文章もノーブルである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し彼の思想を導くものが眞と高とを愛するノーブルな意志であることも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...おまえの趣味がそれほどノーブルに洗練されているとは思わなかった...
有島武郎 「ドモ又の死」
...しっかりした家庭に育った九條武子(くじょうたけこ)のようなノーブルなお嬢さんだった...
海野十三 「恐しき通夜」
...最も高貴(ノーブル)な感じの美青年であり...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一種ノーブルナ感ジガスル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...町では彼のことをグルノーブルの男の従弟だと言っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...コンスタンチノーブルでは最もよく珈琲(コーヒー)を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二十四五のノーブルな顔をした若い男で...
久生十蘭 「春雪」
...雪子よりももっとノーブルで...
平林初之輔 「秘密」
...仏国グレノーブル辺では麦苅り終る前に...
南方熊楠 「十二支考」
...あなたの持っているノーブルなもの...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...グルノーブル人だという考えがなくとも...
横光利一 「欧洲紀行」
...ノーブルな調和の效果はあがらない...
吉川英治 「折々の記」
...コンスタンチノーブルから乗りこんだ女実業家の数人が談論の花を咲かして...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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