...徹頭徹尾ノンセンスと云うよりほかはない...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...そのノンセンスの中にはおのずからノンセンスの律動的な呼吸があるから...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...小野さんはいよいよノンセンスなわる洒落(じゃれ)だと思った...
夏目漱石 「虞美人草」
...津田の時々使うノンセンスと云う英語がお延の記憶に蘇生(よみが)えった...
夏目漱石 「明暗」
...事実上に於てノンセンスである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...このノンセンス等によって支配されている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ノンセンスな飲みが必要だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「あなたの言うことはノンセンスよ」などと...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...諸君の頭はノンセンスだ...
三島霜川 「解剖室」
...いかにも女性的な興奮とノンセンスな賑わいが場内を熱くする...
宮本百合子 「高台寺」
...ノンセンスの実験だよ」「……………」二人の間に鉄壁のような沈黙が続いた...
夢野久作 「難船小僧」
...ノンセンスとも云いようの無い...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...喰う物が無くなったらどこかへ行くじゃろ」今一つノンセンス...
夢野久作 「近世快人伝」
...最もノンセンスなものが「能」なのだからトテモやり切れない...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
...……わかりますか……ノンセンス……欺されている事……」女はうなだれたまま唇をわななかした...
夢野久作 「暗黒公使」
...そうかと思うと単に、正木先生と私どもの頭脳を嘲笑し、飜弄するために書いた無意味な漫文とも考えられるという、実に奇怪極まる文章で、しかも、その中に盛込まれている事実的な内容が亦(また)非常に変っておりまして科学趣味、猟奇趣味、色情表現(エロチシズム)、探偵趣味、ノンセンス味、神秘趣味なぞというものが、全篇の隅々まで百パーセントに重なり合っているという極めて眩惑的な構想で、落付いて読んでみますと流石(さすが)に、精神異常者でなければトテモ書けないと思われるような気味の悪い妖気が全篇に横溢(おういつ)しております...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何人(なんぴと)もノンセンス化する事が出来ない事になるであろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それらしいノンセンス味を加味して行かれねばならぬ...
夢野久作 「能とは何か」
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