...見るからネバネバしているような血だらけのがある...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...ネバネバした褐色の液体が半ば乾いたように附着していた...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...ネバネバした臺詞(せりふ)を持つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白いネバネバしたものを吐きながら...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...しばらく前までネバネバとしていたのが段々にそれは石か木のような固体にでもなったように...
三好十郎 「冒した者」
...ネバネバしたような匂いが板壁のすき間から這い込んで來ます...
三好十郎 「肌の匂い」
...胃の悪い時にお粥(かゆ)のようなネバネバしたものを与えると一層悪くなります...
村井弦斎 「食道楽」
...ネバネバした一つの日常...
山川方夫 「愛のごとく」
...鯨が涎をば流すかいな……」「流すにも何にもハンボン・エッキスちうて欝紺色(うこんいろ)のネバネバした涎をば多量(したたか)に流す」「……まあ...
夢野久作 「近世快人伝」
...ビンツケみたいにネバネバした奴を二三本握り固めて...
夢野久作 「爆弾太平記」
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