...「あの朝倉のどこが気に入った?」「ああいうのをニヒルと言うのかな」「あれはフウテンだ」子分の悪口はいけないね...
高見順 「いやな感じ」
...ニヒルだのを高尚なことみたいに言っている人は...
太宰治 「花燭」
...ニヒルと、食慾(しょくよく)と、何か関係があるらしい...
太宰治 「正義と微笑」
...どんなにひどいニヒルにでも...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...天衣ヲ風ニヒルガエシタ颯子ノ石像ノ下ニ永久ニ眠ルコトガ出来ル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...ニヒルの世界は道いまだ遠し...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...虚無(ニヒル)の向うに何があるかという幼稚な議論をしたことがあったな...
久生十蘭 「金狼」
...一切に絶望し一切を虚無(ニヒル)と見流し...
福士幸次郎 「太陽の子」
...ニヒルなものと闘うというプラスが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...戦争自体がニヒルだからだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ニヒルの底を突かなければ自分の足を置く場所は見つからない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ニヒルは彼等のカカトにくっついていた...
三好十郎 「恐怖の季節」
...戦争からのデスペレイトとニヒルは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ニヒルの反対のものにも耐え得ないからだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そこから生まれて来たニヒルも...
三好十郎 「恐怖の季節」
...勿論ニヒルとも違う...
三好十郎 「好日」
...卑屈やニヒルの陰影がなく...
吉川英治 「折々の記」
...ニヒル(虚無)な分裂症などを起こして...
吉川英治 「随筆 新平家」
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