...いつたい何時も誤魔化読(ごまかしよみ)をする時には、小説を先づ斯う開いて、其上へ、詰り英語の塾だから、ナシヨナル読本、スイントンの万国史などを載せる...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...億兆昇平ヲ謳歌セザルナシ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「此篇ハ朝夕講習ノ餘話ヲ集録ス故ニ往々錯雜ヲ免レズ其説多クハ一千八百五十二年我嘉永五年撰スル所ノ和蘭人フアン・デン・ベルグ氏ノ「理學原始」ヨリ出ヅ直寫影鏡ハ數年前吾師既ニコレヲ實驗シ蒸汽船ハ本藩已ニコレヲ模製ス他ノ諸器ハ未歴驗セズト雖其理亦疑フベキコトナシ」と書いてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...インターナショナルであること自身は少しも不道徳ではない...
戸坂潤 「社会時評」
...近代の政治は国際競争(ナシヨナル...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「オウマノ ヲバサン コンニチハ」「オヤ テフテフサン コンニチハ」「アカチヤンノ オメメハ アキマシタカ」「ケサ ヤツト アキマシタ」ミルト オウマノ アカンボハ ネワラノ ナカデ パツチリ オメメヲ アケテ オトナシク シテ ヰマシタ...
新美南吉 「ウマヤノ ソバノ ナタネ」
...(午後四時二十分)観測ナシ」あの不幸な朝...
久生十蘭 「地底獣国」
...虫の穴が処々にあいてゐる机に向つて彼は母からナシヨナル読本を習つてゐた...
牧野信一 「地球儀」
...母から初歩のナシヨナル・リーダーや...
牧野信一 「冬の風鈴」
...またジネンジョウに対しては仏掌藷(ツクネイモ)ノ原種ニシテ山野ニ自生シ根形狭長五六尺余ニ至ル者ナリ其需要ハ彼ト大差ナシト雖ドモ品位彼ニ優レリと書いているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ツバキを賞讃して八千代椿(やちよつばき)と称える訳は支那に『荘子(そうじ)』という書物があってその書中に「大椿(タイチン)ナルモノアリ八千歳ヲ春トナシ八千歳ヲ秋トナス」(原(も)と漢文)の語がある...
牧野富太郎 「植物記」
...下位子房(かいしぼう)のある花はすこぶる多く、キュウリ、カボチャなどの瓜(うり)類、キキョウの花、ナシの花、ラン類の花、アヤメ、カキツバタなどの花の子房はみな下位でいずれも花の下、すなわち花の外に位(くらい)している)があり、子房の上は花筒(かとう)となり、この花筒の末端(まったん)に白色の六花蓋片(かがいへん)が平開(へいかい)し、花としての姿を見せよい香(か)を放っている...
牧野富太郎 「植物知識」
...その身なりやからだのコナシ...
三好十郎 「肌の匂い」
...越後の方ではこれをまたナシモノとも呼んでいる...
柳田國男 「食料名彙」
...おまけにその見返しの処にぬたくっている持主署名(オーナシグネチャ)をよく見ますと...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...ランニングの練習で身体(からだ)のコナシを鍛え上げていたので...
夢野久作 「一足お先に」
...皮革(なめしがわ)の鞭(むち)がシナシナと撓(しな)っていた...
夢野久作 「継子」
...日モ夜モ祭ヲナシテ...
吉川英治 「三国志」
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