...ザクセン軍は志気阻喪して十二月二十五日遂にドレスデンの講和成立し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...墺軍はドレスデンを固守し両軍近く相対して冬営する事となった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...大損害を受け辛うじて敵を撃退し得たがダウンは依然ドレスデンを固守して冬営に移った...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ドレスデンは依然敵手にあったが他の全ザクセンを回復し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...大佐こそは、いかにも高邁(こうまい)な兵士であって、共和政府の下にあってはフランスの国境を守り、皇帝の下にあってはアジアの境にまで進みゆき、ゼノア、アレキサンドリア、ミラノ、トリノ、マドリッド、ウインナ、ドレスデン、ベルリン、モスコー、などの都市を見、ヨーロッパのあらゆる優勝戦場に、マリユス自身の血管の中にある同じ血潮の数滴を残し、規律と指揮との中に年齢にもまして白髪となり、常に剣帯をしめ、肩章は胸の上にたれ、帽章は火薬に黒ずみ、額には軍帽のために筋がつき、廠舎(しょうしゃ)に陣営に露営にまた野戦病院に夜を明かし、かくて二十年の出征の後に、頬(ほお)には傷痕(きずあと)を留め、顔はほほえみ、素朴で、平静で、崇高で、小児のごとく純潔で、フランスのためにすべてを尽し、何らフランスに反することをなさないで、大戦役から戻ってきたのであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...千八百三十四年ドレスデンに生れた彼は...
夏目漱石 「点頭録」
...バッハがドレスデンに旅行したとき...
野村胡堂 「楽聖物語」
...熱狂的な歓迎の後ワグナーはついにドレスデンの王立オペラ座の指揮者として...
野村胡堂 「楽聖物語」
...さうしてドレスデンの國有文庫に殘つてゐた自家に關する古文書の中に旗手クリストフ・リルケの小さな記録を發見すると...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...古風な女がドレスデン陶器風の女羊飼い服装で座っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...毎朝ドレスデンに着くということは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...「わがドレスデンなる親族(みうち)訪(たず)ねにゆきしは人々も知りたり...
森鴎外 「うたかたの記」
...そは故郷を出でし時よりの目あてなるドレスデンの画堂へ往(ゆ)かむと...
森鴎外 「うたかたの記」
...花売を見しその夕(ゆうべ)の汽車にてドレスデンを立ちぬ...
森鴎外 「うたかたの記」
...されどドレスデンの宮には...
森鴎外 「文づかひ」
...君演習済みてドレスデンにゆき玉はば...
森鴎外 「文づかひ」
...わが隊はドレスデンにかへりしかば...
森鴎外 「文づかひ」
...加うるに予備隊を合して総数百十万余人の軍勢をドレスデンへ集中させた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
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