...カールはドレスデンに位置して両軍の主力は会戦に参加しなかったのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...劣勢をもって勝ったのは僅かに三回でしかも大会戦と認むべきはドレスデンのみである...
石原莞爾 「戦争史大観」
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井上円了 「欧米各国 政教日記」
...獨逸のザクセンのドレスデン附近アールバッハの小學校の校長ヨハンネス・シュレーデル氏である...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...大佐こそは、いかにも高邁(こうまい)な兵士であって、共和政府の下にあってはフランスの国境を守り、皇帝の下にあってはアジアの境にまで進みゆき、ゼノア、アレキサンドリア、ミラノ、トリノ、マドリッド、ウインナ、ドレスデン、ベルリン、モスコー、などの都市を見、ヨーロッパのあらゆる優勝戦場に、マリユス自身の血管の中にある同じ血潮の数滴を残し、規律と指揮との中に年齢にもまして白髪となり、常に剣帯をしめ、肩章は胸の上にたれ、帽章は火薬に黒ずみ、額には軍帽のために筋がつき、廠舎(しょうしゃ)に陣営に露営にまた野戦病院に夜を明かし、かくて二十年の出征の後に、頬(ほお)には傷痕(きずあと)を留め、顔はほほえみ、素朴で、平静で、崇高で、小児のごとく純潔で、フランスのためにすべてを尽し、何らフランスに反することをなさないで、大戦役から戻ってきたのであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...Dresden(ドレスデン)の Print-Room また新(あらた)に浮世絵蒐集の事業に着手しぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...――あなたは此の頃よく出掛けるのね、散歩々々つて、いつたい何処を散歩するの?男 新聞に拠ると、いよいよ改築を修了せんとする、日本の、ドレスデン街さ...
中原中也 「夢」
...千八百三十四年ドレスデンに生れた彼は...
夏目漱石 「点頭録」
...熱狂的な歓迎の後ワグナーはついにドレスデンの王立オペラ座の指揮者として...
野村胡堂 「楽聖物語」
...男爵夫人がドレスデン女羊飼い服装の老女に話しかけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...毎朝ドレスデンに着くということは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...ドレスデンの新緑を眺めただろう...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...ドレスデンの画堂の写真絵...
森鴎外 「うたかたの記」
...「ドレスデンにありし時...
森鴎外 「うたかたの記」
...君演習済みてドレスデンにゆき玉はば...
森鴎外 「文づかひ」
...されどドレスデンの宮には...
森鴎外 「文づかい」
...加うるに予備隊を合して総数百十万余人の軍勢をドレスデンへ集中させた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...ドレスデンではルイザの父オーストリア皇帝...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
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