...人糞(じんぷん)の臭気があるというドリアンの木もある...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...ドリアン以下十頭の駒をならべて――森に入つては鳥を打ち...
牧野信一 「喜劇考」
...ドリアンが空腹に堪へ兼ねて...
牧野信一 「出発」
...米俵や枯草を積むための二輪車をつけたドリアンの首に凭りかゝつて女房は口笛を吹いてゐる...
牧野信一 「ゾイラス」
...ドリアンの背中に吸ひついてゐた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...一ト目でそれがドリアンであることも解つた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...主に雪子とドリアンを話題にしながら丘を越えて行つた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...ドリアンの他に何もないといふのは無理もないと思はれる……」三木は...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...或者はドリアンの轡を執つて頬ずりを与へ...
牧野信一 「武者窓日記」
...いつ来ても僕はさつさうとして練習に余念のないドリアンの姿を見うけてゐた...
牧野信一 「娘とドリアン」
...ドリアンなら僕はいつも傍へ寄つて何かしら愛撫のしるしを施したいほどの親しみを持つてゐるのだが...
牧野信一 「娘とドリアン」
...あたし! すつかり気持が滅茶苦茶になつて!」「ドリアンこそ可愛想に...
牧野信一 「娘とドリアン」
...ドリアンのことで少しばかり……」「感情の衝突?」「感情――ぢやないけれど――」遂々(とう/\)乗らないで...
牧野信一 「娘とドリアン」
...ドリアンは俄かに人生が彼に向って火の如く燃え上がるのを感じた...
渡辺温 「絵姿」
...うやうやしくドリアンの帽子をとって中へ招じ入れたのである...
渡辺温 「絵姿」
...』とドリアンは答えた...
渡辺温 「絵姿」
...併しドリアン・グレイの容色の煌(かがやか)しさはさらに衰えを見せなかった...
渡辺温 「絵姿」
...画家は今迄ドリアンの邸で彼の帰りを待っていたのだった...
渡辺温 「絵姿」
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