...(そんな無意義なパラドックスで僕を愚弄(ぐろう)しないでください...
池谷信三郎 「橋」
...ぼくたちはこの荷物を海岸のギネタ船渠(ドック)の構内にあるぼくたちの潜水艇の中へはこびいれた...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...屍体のような色をした鱈(たら)やハドックとはまるで段ちがいである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ロウヤル・アルバアト波止場(ドック)でである...
谷譲次 「踊る地平線」
...こういうやり方は言わばアカデミックなオーソドックスなやり方であると言われる...
寺田寅彦 「案内者」
...却って文芸批評の本格にならぬというパラドックスが問題なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...シンセリティー等々のもつパラドックスとして披露するに至ったのは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...船はゆらりゆらりと船渠(ドック)を出てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...歯を噛み額を地にすりつけても空は――昨日も今日も変りのない平凡な雲の流れだそこで頭のもげそうな狂人になった職工達は波に呼びかけ海に吠えドックの破船の中に渦をまいて雪崩(なだ)れていった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...犬(ドック)よりも鼻曲りのほうが雅味があるようである...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...船渠(ドック)に入れて修覆をして呉(く)れる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...八重洲ドック...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そしてまた、高い起重機(きじゅうき)や、ドックや、大きな倉庫(そうこ)や、兵器庫や、弾薬庫(だんやくこ)や、綱(つな)より場(ば)や、岩にあたってくだけたために使われなくなっている大きなドックなどを見ました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...船渠(ドック)会社のまえをお通りになった晩でございましたな」「そうそう...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...まさか船渠(ドック)の中でそんな仕事をしようとは思わなかったのですが...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...作業中足場板もろともドックの底に陥つ...
吉川英治 「年譜」
...ぼくらは待ちうけてロップを取り、ドックに入れる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ドックの巨口へ引き込まれてしまうかも知れないから...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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