...頭には服にぬいつけた三角型のトンガリ頭巾(ずきん)をスッポリかぶり...
海野十三 「少年探偵長」
...紅白だんだらぞめの、ダブダブの服、トンガリ帽子、顔はまっ白におしろいをぬって、両方の頬に、赤い日の丸がついています...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...トンガから来たが...
中島敦 「光と風と夢」
...上野公園のあのトンガリ帽の広告撒きも...
橋本五郎 「殺人迷路」
...「トンガラかっちゃダメよかい」といふのをテストしてみたがピンと来ないので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「トンガラかっちゃ」B面用「ハリキリボーイ」が出来て鈴木静一がけい古して呉れた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私の仇名は水車小屋のトンガラシといふのです...
牧野信一 「月あかり」
...「トンガラシとは何だ!」と身震ひと一処に怒鳴りました...
牧野信一 「月あかり」
...トンガラシ……」それだけが何かの文句の後先にはつきりとひゞきましたが...
牧野信一 「月あかり」
...ともかくおかくに与へた私の印象がトンガラシであり...
牧野信一 「月あかり」
...別にこの男の何処がトンガラシに似てゐるといふわけでもなくとも...
牧野信一 「月あかり」
...ともかくトンガラシが左う云ふんだからひとまづ仮面(めん)をかむつてお辞儀をしておくんだな...
牧野信一 「月あかり」
...と? あのトンガラシのほんとの名前は何といふんだつたかね...
牧野信一 「月あかり」
...「恰度好いところに水車のトンガラシさんが来たよ...
牧野信一 「月あかり」
...トンガラシが来たつて! 野郎を逃さないやうに引つ張り込め――ぐでりんや!」左う唸つた主は...
牧野信一 「月あかり」
...アタマノウエデ オホキナ フトンガ マドノトコロデ...
村山籌子 「オホサウヂ」
...十和田(とわだ)湖の附近ではトンガラシドリコ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...手拭のトンガラ冠り...
山本笑月 「明治世相百話」
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