...トマトが成つたのである...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...最早第一枝のトマトが果実になつて居るから差支ない...
石川三四郎 「百姓日記」
...日頃赭い顔がさらに紅さを増して熟れすぎたトマトのようになっている...
海野十三 「軍用鼠」
...……午後は畑を中耕施肥した、トマトよ、茄子よ、胡瓜よ、伸びよ、ふとれよ、実れよ(人間はヱゴイストですね!)...
種田山頭火 「行乞記」
...わたしのうつくしい血・草から追はれて雨のてふてふどこへゆく・雨が洗つていつたトマトちぎつては食べ・いつも見て通る夾竹桃のなんぼでも咲いて・せつせと田草とる大きな睾丸・けふも夕立てる花のうたれざま・ぬれてなく蝉よもう晴れる・向日葵や日ざかりの機械休ませてある(追加)七月廿六日昨夜はずゐぶん降つた...
種田山頭火 「行乞記」
...□太陽の熱と光とがこもつてゐるトマトを食べる...
種田山頭火 「其中日記」
...トマトの汁はさっぱりしてるけれど鋭さがあって果汁のような懐しみがない...
中勘助 「胆石」
...レタスとトマトを...
中谷宇吉郎 「サラダの謎」
...クリームトマトスープとハムエグスに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トマトクリームとプラム・プディングうまし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ポテトとかトマトとか色々その名前をあげて中でも一番高いのが菠薐草です...
三浦環 「お蝶夫人」
...肉やトマトなぞいろんな野菜の入った...
三浦環 「お蝶夫人」
...その黄いろなトマトをとりもしなけぁ...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...トマト二つで、この大入の中へ汝(おまえ)たちを押(お)し込(こ)んでやってたまるか...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...たくさん番茶をのんでトマトとパンをたべて眠りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それからシタフトマトと申しますのは生のトマトの皮を剥いて中央(まんなか)を上の方からくり抜いてその中へ湯煮玉子(ゆでたまご)の細かく切ったのをマイナイスソースで和(あ)えてそのまま出してもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...この方が煮たのよりも味が良(い)いようです」第二百三十二 赤茄子ジャム玉江嬢「私どもでも今年はトマトの苗を買って植えましたが沢山出来過ぎると始末(しまつ)に困(こま)りますね」お登和嬢「イイエ...
村井弦斎 「食道楽」
...壜詰(びんづめ)のトマトソースを用ゆれば便利あり...
村井弦斎 「食道楽」
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