...今行けば、梨やトマト...
梅崎春生 「桜島」
...庵の空気の険悪なのに避(マヽ)易して直ぐ帰つてしまつた!・梅雨空おもく蜘蛛と蜂とがたたかふ・焼かれる虫のなんと大きい音だ・頬白がよう啼いて親鳥子鳥・何もないけどふるさとのちしやなます(砂君に)・話しても話しても昔話がなんぼうでもとんぼ通りぬけさせるこんな句も・けさも二人でトマト畑でトマトをたべる(新夫婦に)(一人ならば私だ!)六月十五日空も私もすこし晴れてきたが...
種田山頭火 「其中日記」
...□太陽の熱と光とがこもつてゐるトマトを食べる...
種田山頭火 「其中日記」
...ちる葉のうつくしさよ逢ひにゆく袂ぐさを捨てる・誰かくればよい窓ちかくがちやがちや(がちやがちやはくつわ虫)病中・寝てゐるほかないつく/\ぼうしつく/\ぼうし(楠)・トマト畠で食べるトマトのしたたる太陽・つくつくぼうしがちかく来て鳴いて去つてしまう(マヽ)八月廿一日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...トマトの蔓(つる)をしばってやっていた...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...赤い実のなっているトマトだった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...気の毒な隣人(りんじん)は大いに慰さめてあげる事だ」トマトの花が落ちて...
林芙美子 「清貧の書」
...トマトポタアジュ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トマトクリームスープにラヴィオリ・ニコアス...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...明日明後日うまいもの食へまいからと、トマトスープ、白魚フライ、ミートボールに苺食って東京駅へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トマトスープと犢のカツレツ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トマトクリームスープよし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トマトジュース飲んでると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...コロッケにはトマトソースを拵えてかけます...
村井弦斎 「食道楽」
...このトマトソースは大層よく味を出すものですから色々な掛汁(そーす)に大概は少しずつ入ります...
村井弦斎 「食道楽」
...これへ前文のトマトソースを掛け食すれば味殊によし...
村井弦斎 「食道楽」
...生の赤茄子のない時には壜詰のトマトソースを同じ分量で加えますが味は生の物に及びません...
村井弦斎 「食道楽」
...上等にするとこれにトマトソースを掛けて出します...
村井弦斎 「食道楽」
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