...文人としての二葉亭の位置の如何なるやは暫らく世間の判断に任すとしても明治の文壇に類の少ない飛離れた人物であったはこの白描のデッサンを見てもおおよそ推測(おしはか)られよう...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...「白樺」の連中がデュラアのデッサンのもの凄いのに感心して...
高村光太郎 「回想録」
...デッサン不正確なり...
太宰治 「風の便り」
...首の細い脚の巨大な裸婦のデッサンがいちまい...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...デッサンの練習をしている事もあったのです...
太宰治 「人間失格」
...デッサンが、ちっともなってやしないんだから」お師匠みたいな態度をさえ示すのです...
太宰治 「人間失格」
...画家のいわゆるデッサンが正しいとか正しくないとかというものも...
寺田寅彦 「観点と距離」
...デッサンの総てが彼の望みにかなっていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...デッサンのたしかな戦争画の細部を見ているようで...
久生十蘭 「蝶の絵」
...デッサンが確りしてないのと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そのデッサンだけでもう充分(じゅうぶん)に味(あじわ)ったように思いながら...
堀辰雄 「美しい村」
...クロッキーはデッサンではない...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...日頃ごひいきのドガの踊子のデッサンと額ぶちを買い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして壁にはこれも御秘蔵のドガのデッサンの複製をかけました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...コツコツと写生をしデッサンをしてタブロウをつついて描いた絵のことだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それはデッサンやクロッキイやスケッチにかぎられた...
三好十郎 「恐怖の季節」
...その時急いで取ったdessins(デッサン)が今も残っているのである...
森鴎外 「花子」
...デッサンの確かさは紫式部も到底彼女に及ばない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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