...「リヨカウチウユヘヒトリデコイ」といふのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...肩から背中まで裸の夜会服(デコルテ)にタキシイドと燕尾服が重なり合って盤を覗いていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...「オ嬢サント二人デココマデオ連レシマシタ」トダケ木村ガ云ッタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...過去ハスベテ幻影デココニ真実ノ存在ガアリ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...ソシテマタイツモノ期待ニ胸ヲワクワクサセテイタ気持トイッタラナカッタ)十二時過ギニ敏子ガ一人デコチラニ現ワレ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...畳のデコボコしたのも佗しければ...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...この道具立(デコオル)に取卷かれて...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...所でラヴェルなんてバッハが見たら苦労性なデコラトゥールだ...
中原中也 「音楽と世態」
...デコレーションの競いで...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...芝神明(しんめい)のセムシ喜左衛門の店で売りだした法朗西(ふらんす)渡りのオーデコロンをもとにして作った『菊香水』という匂水...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...大礼服(ローブ・デコルテ)が溢れるばかりにうち群れていた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...即ちデコルテの場合には...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...あの看護婦さんだったバラさんが二日にデコ坊を生みましたし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかもデコボコやビッコのひどいインフレであるために...
三好十郎 「恐怖の季節」
...デコレーションの銀紙で張った星をにぎったまま...
三好十郎 「その人を知らず」
...これをヒルマデコビリとヒルカラコビリとに...
柳田国男 「母の手毬歌」
...私は貴方のおみ足の泥を嘗(な)めるにも足りない哀れな者です」とか何とか云ってオデコの上に詩集を押付けたってえ話が残っている...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...デコデコと飾り立てて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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