...それはひとえに時の運とそうして汽車の感情(テンパラメント)によるのだから...
谷譲次 「踊る地平線」
...ヘクトーは多くの犬がたいてい罹(かか)るジステンパーという病気のために一時入院した事がある...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...○犢のロースはサーラエンという肉の骨付き弐斤ほどへ塩胡椒を振掛けテンパンへ入れその周囲へ玉葱一個人参二本を細かく切りて添え肉の上へバター大匙一杯を載せスープ大匙一杯を掛け一時間ほど火にて焼くなり...
村井弦斎 「食道楽」
...ただし十分間ごとにテンパンを抽出(ひきだ)して肉より出たる汁を匙にて掬(すく)い取り肉の上へ掛くべし...
村井弦斎 「食道楽」
...スープ大匙一杯と塩胡椒とを入れてテンパンのまま火に掛け暫らく煮て肉の上に掛けるなり...
村井弦斎 「食道楽」
...そは新しき鮎へ塩胡椒を振りサラダ油を少し掛けテンパンに載せてテンピへ入れ十五分間火を強くして焼き魚を取出しその跡へ少しバターを入れ火に掛けて溶かしたる汁を前の魚へ掛けて食す...
村井弦斎 「食道楽」
...○鰺のロースは鰺へ塩胡椒を振り掛けバターを載せてテンパンへ入れテンピの中にて火を強くし十分間焼き鰺より出たる汁を掛け食すべし...
村井弦斎 「食道楽」
...ただし焼く間は十分間ごとにテンパンを抽出し鳥より出たる汁を鳥の上へ掛けるべし...
村井弦斎 「食道楽」
...プデン皿をテンピへ入れる時外(ほか)の大きなブリキ鉢へでもあるいはテンパンへでも少しお湯を注(つ)いでその中へプデン皿を入れてテンピへ入れますのは下から湯で蒸され上からは火で焙(あぶ)られて極く好(い)い塩梅(あんばい)になるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...それには豚のロース肉を三斤買ってそのままテンパン即ちブリキ皿へ載せて塩胡椒を振かけてテンピの中へ入れてロースのように焼きますが...
村井弦斎 「食道楽」
...テンパンへバターを敷いて並べてテンピの中で十分間ほど焼きます...
村井弦斎 「食道楽」
...前の時のカップケーキの通りな原料を拵(こしら)えて小さな型へ入れる代りにテンパンへ油の引いた紙を敷いてカステラのように焼いて...
村井弦斎 「食道楽」
...テンピの中がすっかり温まって火力が平均した時分にテンパンを中へ入れて戸を締めます...
村井弦斎 「食道楽」
...テンパンへ湯を注(つ)いでベシン皿を載せてテンピの中で四十分間焼きます...
村井弦斎 「食道楽」
...その上から前の通りに玉子と砂糖と牛乳を混ぜたドロドロのソースを注(つ)ぎ込んで三十分ほど置くとパンへよく浸み込みますからやはりテンパンの湯へベシン皿を載せてテンピの中で二十五分間焼きます...
村井弦斎 「食道楽」
...それから二日目にデイステンパーにかかり入院させたときに...
室生犀星 「鉄の死」
...幸いにして引金の転把(テンパ)が上がっていなかったので...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...女が転把(テンパ)の上げ方を知らないで...
夢野久作 「キチガイ地獄」
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