...生前屡(しばしば)ドンナ・マリア・テレサの像を描(ゑが)く...
芥川龍之介 「骨董羹」
...墺太利(オーストリー)の女帝マリア・テレサの柔かい手から引(ひ)つ手繰(たく)つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...また廊下の往き戻りに逢う小間使のテレサの瞳にも...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...用事をお拵(こしら)えになって小間使のテレサを呼んでいただけますまいか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...四時間あの女を留守にさせていただきたいのですが」「テレサを?」「そうです...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ではテレサの件をお願いします……なるべくなら明日の午前中の方が...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...テレサが寝室の鍵を預かっているそうだから...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私はさっきテレサが机の上に載せて行った妻の寝室の鍵をいよいよ執り上げたのであったが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...さっきテレサの残して行った鍵を取り上げると...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...テレサが上って来ますからね! いつまでもそこにいて恥をお晒しになったらいいでしょう」「ところがハハハハハハ気の毒だがそのテレサは今頃パセオ・デ・コロンの通りでも男と二人で散歩しているだろう……? これがお前には見えないのかね? これが」と私は鍵を鼻の前で振り廻して見せた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...更に『シスタア・テレサ』を完成したことだの...
田山録弥 「私と外国文学」
...六人くらいで中にたしかルーマニア人でオテテレサヌという男がいた...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...聖テレサや聖ヒエロニムスのごときも異端者となるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女らは聖テレサの言葉を記憶していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...聖テレサは答えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...○ベートーヴェンよ、ボオドレエルよ、李太白よ、ニーチェよ、釈迦牟尼よ、マリアテレサよ、(と偉い人の名前をやたらに並べ)君は光だ、君は力だ、君は命だ、翼だ、軍艦だ、鯨だ...
原民喜 「四五ニズム述懐」
...マリアテレサがしきりに何か話して居る...
宮本百合子 「暁光」
...テレサは歴史の鏡にてらして未来を見とおしたというより...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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